須賀川市成人式は初のオンライン開催

橋本市長から成人証書を受ける中村さん

「誓いの言葉」を発表する村上さんと佐藤さん(右)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初のオンライン開催となった「令和3年須賀川市成人式」は10日、成人代表の中村龍吉さん、村上世成さん、佐藤舞さんら出席者を限定して市役所で行われた。市公式YouTube配信のほか、ウルトラFMでも実況生放送した。
 全国的な新型コロナ感染拡大と県内の医療ひっ迫状況などを受けて、新成人はもとより家族や多くの市民を守るため、昨年末に市としては初めてのオンライン配信形式での式典挙行を決めた。
 今年の新成人は平成12年4月2日から翌年4月1日生まれの市住民基本台帳登録者797人(男424人、女373人)と、市出身者で出席を希望していた67人(男38人、女29人の計864人(男464人、女402人)が該当し、7日付で成人証書やお祝いメッセージ集、「円谷幸吉の伝言」は本人宛てに郵送した。
 式典に先立ちウルトラFMで新成人の恩師らから寄せられたメッセージの披露があった。式典ははじめに国歌・市歌を流し、新成人代表の中村さんに成人証書を授与した。
 橋本克也市長は式辞で「新成人の皆さんにも『あらゆる人に選ばれるまち』を目指すまちづくりを推進する1人として、ふるさとに誇りを持ち、自らできることに取り組み、それぞれの分野で須賀川の魅力を積極的に発信していただきたいと存じます」と述べ、最後に「本来であればこれからの須賀川市を担う皆さんの立派で晴れやかな表情を拝見できることを楽しみにしておりました。この状況(新型コロナ感染)が一日も早く収束することを願うとともに、今後の皆さんのご活躍を心からご祈念申し上げます」と激励した。
 来賓の五十嵐伸市議会議長が祝辞を述べ、村上さんと佐藤さんが「誓いの言葉」を読み上げた。
 2人は新型コロナと成人式について、「青春時代をともに過ごした仲間たちと再会することができず、とても悲しく、心細く思います。いつ収束するかわかりませんが、元の生活を取り戻すために、それぞれが自分の考えを見つめ直し、節度ある行動を心がけます」とした。
 また「私たちが今日という日を迎えられたのは、家族、先生、友人たちに支えていただいたおかげです。この場を借りて感謝申し上げます。これから歩んでいく道はそれぞれ違いますが、一人ひとりが自分の信念や目標を持ち、社会の一員としての責務を果たすため、努力することをここに誓います」と最後に締めくくった。
 家族と一緒に自宅でオンライン配信の成人式に参加した新成人は、「会場で友達に会えないのは残念だけど、収束したら改めて同級会とかを楽しみたい。それまで、もう少し我慢して再会できたら思いっきりお酒を飲みたいですね」と笑顔で取材に答えた。