医療介護従事者に須賀川市独自支援を

年頭所感を述べる橋本市長

 須賀川市の橋本克也市長は4日、市役所で新春記者懇談会を開き、年頭所感として、年末年始も新型コロナ対応に従事する医療介護関係者に対し、地域経済活性化も兼ねて、市独自の新支援策として新たな商品券発行・贈呈などの考えを示した。
 橋本市長は新型コロナ感染症が全世界で猛威を振るい、生活や経済活動に深刻な影響を与え、全てが一変したが、「この苦難の中、新しい生活様式を取り入れ、引き続き危機を乗り越えるため各種施策に鋭意取り組んでまいりたい」とした。
 高い使命感を持って最前線で活動する医療介護従事者に「言葉だけでなく感謝の形を示すため」、新型コロナ市独自の支援策の一つとして、橋本市長は制度設定中のためどのような形になるか明言は控えたが、イメージとしては市民全ての感謝の気持ちと一体感を醸成するために何らかの形で表し、打撃を受けた地域経済活性化につなげるためにオリジナル商品券発行のような取り組みを念頭において対応すると説明した。
 財源として新年度予算編成にあたり事業の見直しを図り、国の第3次補正を含めて、例えば市ふるさと支援事業の中の「花いっぱい事業」交付金をいったん休止しその事業費を活用するなどして、医療介護の現場で働く人を支援する新たな事業を創設して、「贈られる側、贈る側の双方の心に花を咲かせる事業として、感謝の気持ちと市民全体の一体感を醸成していきたい」とした。
 また今年期待したい明るい話題として、須賀川出身の相澤晃選手(23)=旭化成=が東京2020五輪の陸上競技1万㍍日本代表選手に内定したことを改めて紹介し、「須賀川市は前回東京大会銅メダリスト円谷幸吉選手の故郷であり、第二の円谷育成を目指してきた本市にとっては、相澤選手の五輪出場により長年の悲願が叶うこととなります。五輪の舞台でも不屈の走りが日本中に大きな感動を与えてくれるものと確信し、市を挙げて全力で応援したい」とした。
 また、聖火リレーに併せて行われる「サルビアの道」とともに、市民一丸となって聖火リレーと東京2020五輪を盛り上げていきたいと述べた。
 今年は東日本大震災から10年の節目の年にあたり、震災以降、復旧・復興を経て「発展期」へと歩む須賀川であったが、一昨年の東日本台風で再び甚大な被害を受け、被災公共施設は再開したが、被災者の生活再建について引き続き取り組むとした。
 再び同じような水害被害を受けないための災害復旧・復興を最優先に、国・県と連携してハード面を含めた防災・減災対策と、未曾有の水害被害をもたらした阿武隈川流域市町村が連携して治水にあたり「いままでにない成果を目指す」新しいステージに向けた取り組みを推進する考えを示した。
 市は現在、第8次総合計画や第2期市まち・ひと・しごと創生総合戦略を基に、SDGsや公民連携など新たな施策に取り組んでいる。今年は新しい日常を定着させながら、新しい時代を切り開き、これまで以上に、あらゆる人に「選ばれるまち」となることを目指していく。
 「ふるさと須賀川」への愛着や誇り、「シビックプライド」の醸成につながるよう、シティプロモーションにも鋭意取り組む考えを説明した。