須賀川・岩瀬地方の令和2年を振り返る

須賀川岩瀬 IMG_6875 2020年も残すところあと3日。来年は東日本大震災と東京電力第一原発事故から10年の節目を迎える。市役所新庁舎やtetteの完成、決壊した藤沼湖の灌水完了など須賀川・岩瀬地方における復旧・復興は一定の見通しが立っている。
 昨年10月の台風19号水害は、住宅浸水などにより今もアパート暮らしを余儀なくされている住民もおり、農工業にも未だ影響が一部でみられる。
 全国的な重大ニュースでもあるが、当地方においても今年最も大きな話題は「新型コロナウイルス感染拡大」であろう。
 幸いなことに市内では10月末の16人目の感染発表以降、27日現在で新たな感染者は確認されていないが、4月2日に1人目の感染が確認されて以降、須賀川牡丹園の臨時休園、きうり天王祭の縮小、釈迦堂川花火大会、円谷幸吉メモリアルマラソン大会など市の一大イベントの中止が相次いだ。
 全国一斉の緊急事態宣言発令により、全ての学校が臨時休校となり、運動会や修学旅行の中止・延期、校外学習や部活動など学校生活にも著しく制限が設けられた。
 東京2020オリンピック・パラリンピックと本市を通過する聖火リレーも2021年に延期されるなど、大きく深刻な影響を全国に及ぼした。
 また感染拡大防止のため外出などにも影響を与え、飲食・宿泊・観光業など幅広い事業所の営業活動に深刻な打撃を与え、須賀川市も家賃補助やプレミアム付商品券発行など市独自の支援策を打ち出し景気振興に努めた。
 明るい話題としては、10月に芭蕉記念館の機能を継承した「風流のはじめ館」、11月には特撮技術と関連資料の保存・継承を目的とした「特撮アーカイブセンター」がオープンし、開館2周年を前にした今月初旬にtetteが来館100万人を達成した。
 任期満了に伴う市長選が7月に行われ、3期連続無投票で橋本克也氏の4選が決まり、8月に「選ばれるまち須賀川市」を継承し4度目の橋本市政がスタートした。
 鏡石町では岩瀬農業高がグローバルGAP認証数が18品目で高校日本一に輝き、岩瀬牧場の巨大とうもろこし迷路が新たな観光スポットとして人気を博した。
 一方で、7月には町が緊急会見を開き、課長職の異動先を予想する賭博「人事ロト」を庁内で行った11人を懲戒処分したと発表した不祥事もあった。
 天栄村は今年村政65周年を迎えて式典を開き、さらなる村勢隆盛を誓い合った。当地方の酒造メーカーである松崎酒造と寿々乃井酒造店が全国新酒鑑評会でダブル受賞を果たした。
 また村内3小学校(牧本、大里、広戸)の統合に向けた協議が本格的に始動した。
 最後に須賀川市長沼出身の相澤晃選手(23)=旭化成=が、日本選手権男子1万㍍で日本新記録となる27分18秒75で初優勝し、五輪標準記録を突破して五輪代表に内定した。
 来年開催予定の東京2020五輪に円谷幸吉選手以来の市出身ランナー出場が決まり、関係者も大いに喜びに沸き、市役所をはじめ市内各所にお祝いの懸垂幕などが掲揚された。
 須賀川の相澤から「日本の相澤」へと大きく躍進した活躍に大いに期待する2021年としたい。