玉川村に廃校舎利用のコワーキングスペース

玉川コワーキング1玉川コワーキン2 玉川村は今年3月に廃校した須釜中校舎をコワーキングスペースとして来年3月まで無料開放しており、少子化の影響で須賀川・岩瀬管内の一部学校でも統廃合の検討が進む中、新たな活用法の一つとして注目を集めている。
 村は新しい生活様式に対応した「場」の提供や、テレワークをはじめとする多様な働き方の拡大に対応するコワーキングスペースの本格的な開設を予定し、11月から来年3月まで同校舎で実証実験を行っている。
 職員室を改装した個人スペースは最大40人程度利用でき、ワイファイや電源も完備しており、パソコンを使った作業や受験生の勉強スペースにも使われている。
 またコタツ部屋やカーテン付きの個室なども人気が高い。
 エントランスも個人スペースになっており、自由に使用できる卓球台やオルガンも息抜きになると評判だ。
 また企業・団体向けに教室6室の利用も受け付けており、申し込んだ期間を拠点として使用できる。
 技術室や音楽室など特別教室は相談に応じて備品も使用可能で、DIYや楽曲の収録、イベント会場での活用も可能だという。
 近々、美術室を借りた事業所が介護用品や老人服の販売スペースを設けるほか、1月には臨時のコーヒーショップも開店する予定だ。
 村では無料開放期間中に需要や管理運営方法などを検証し、来年度以降の本格オープンを目指す。
 担当職員は「村外からの利用も多く、実際に来ていただくと使いやすさや学校ならではの雰囲気の良さに喜んでもらっている」と好感触の様子だ。
 校舎入り口と3年生の教室の黒板には、卒業生を受け持った美術教員の黒板アートも残されている。同校最後の卒業生に向けた心を込めたメッセージは多くの利用者の胸に響き、「いつまでも残してほしい」との声も寄せられている。
 利用は電話かメール、予約サイトで申し込む。
 休館日は年内が土・日曜日と祝日、年末年始は29日から1月3日まで、1月以降は月・火曜日。
 問い合せはコワーキングスペースたまかわ(℡0247―57―2104)まで。