続報・須賀川市成人式はオンライン開催

 須賀川市は23日、1月10日に予定していた「令和3年成人式」式典開催を見送り、オンライン開催を決めた。新成人への実施変更通知は速やかに送付し、成人証書と記念品などは準備が整い次第送付する。当日会場での配布は行わない。
 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大状況と県内の医療体制ひっ迫が懸念されている状況を受けて、新成人と家族、市民の健康と命を最優先に考えて式典開催を見送り、当日午前11時からYoutubeオンライン生配信に変更する。
 令和3年成人式は平成12年4月2日から翌年4月1日生まれで市内在住の797人(男424人、女373人)が該当する。このうち成人式出席を希望の返答があったのは市内約480人、市外在住者約67人の計約550人。
 式当日は市役所4階大会議室で出席者を最小限に限定して行い、その模様をオンライン生配信する。
 新成人代表の中村龍吉さんに成人証書を授与し、村上世成さんと佐藤舞さんが誓いのことばを読み上げる。橋本克也市長が式辞を、五十嵐伸市議会議長が祝辞をそれぞれ述べる。
 須賀川市成人式の式典見送りの一報は市内美容室や写真スタジオ関係者に衝撃を与えている。阿武隈時報社は23日夕方、関係3社に電話取材した。
 当日の着付けも請け負う美容室からは「(新型コロナの影響で)売り上げが激減しているため、式典がないのは厳しい。県外から来るお客さんもいて感染の不安もあり、対策面などほっとした気持ちもあり複雑な気分です」や「商売としても大変ですが、新成人の皆さんにとって一生に一回の成人式のため(式典中止は)かわいそう。自分の娘だったらと考えると切ない気持ちになります」などの声が聞かれた。
 当日の記念撮影などを請け負う写真スタジオからは「記念写真は前撮りの段階で当日分も含めて前払いで料金をいただいているため、これからお客様に返金するのが大変です。新型コロナでしょうがないのは分かりますが、ゴールデンウイークへの延期などをもう一度検討していただきたいですね」と市への再考を求める声もあった。
 また新成人の保護者からはオンライン開催を非難する声があった一方で、「大型連休への延期も検討してほしいが、そのころに式典が必ずできる保証がどこにもないので、成人の日にオンラインでも一生に一度の成人式を開いてもらえるのはありがたい。家族そろって子どもの記念日を自宅でお祝いしたいと思います」などと現状を冷静に受け止める声も少なくなかった。