小中学生4人の感謝メッセージを宇宙へ

8月に牡丹種を採取した小中学生代表4人

 東日本大震災の記憶と復興10年のイメージを語る写真や記念品、感謝の言葉を国際宇宙ステーションに打ち上げる「東北復興宇宙ミッション2021」を来年、一般社団法人ワンワースが主催し、被災東北3県の42市町村が参加して行う。
 須賀川市は8月に須賀川牡丹園で牡丹樹から種を採取し、宇宙ステーションへ打ち上げる。採取には日頃から園内清掃など各種行事で牡丹園と長年関わりが深い、須賀川三小・三中の児童生徒計4人が参加した。
 来年2月の打ち上げを前に、採取に参加した須賀川三小6年の柏倉圭裕君と横山廣太朗君、須賀川三中2年の松谷恵那さん、同3年の小沢駿介君が市を通して感謝のメッセージを寄せた。
 震災が発生した3月11日に合わせて、国際宇宙ステーションから日本人宇宙飛行士の野口聡一さんがメッセージ動画を配信する。宇宙に上がった牡丹種は6月に地球へ帰還し、7月頃に須賀川市へ戻ってくる。
 市では須賀川牡丹園で種を大事に育て、フラワーセンター関係者によると順調に育てば牡丹種は柏倉君たちが成人を迎える4・5年後に開花する見込み。
 子どもたちが寄せた感謝のメッセージは次の通り。
▽柏倉圭裕君=「須賀川市でみんなから大切に育てられている牡丹。震災にも負けず、ずっと咲いてくれる牡丹。この花に僕たちも勇気づけられました。宇宙に行き、もどってきた種を大切に育て、これを見た人に勇気がでればいいなと思います」
▽横山廣太朗君=「須賀川市立第三小学校は、毎年、牡丹園の清掃を手伝っており、牡丹は身近な花となっています。だから、宇宙に行く牡丹の種を手に取った時は嬉しかったです。宇宙から戻ってきて、見ると元気になるきれいな花が咲き続けて欲しい。この機会をいただきありがとう」
▽松谷恵那さん=「福島は世界中の方々から支援を受けて今があります。『復興』を考えるとき、私は人のつながりを感じ胸が熱くなります。東北復興宇宙ミッションをきっかけに世界中にこの気持を伝えたいです。『ありがとう!!』」
▽小沢駿介君=「私は、震災当時、幼稚園の年中でした。みんなが慌てて外に逃げている姿を今でも覚えています。震災は人々の大切な物を奪っていきました。そんな時に県外や国外の人々から支援をいただいた事を本当に感謝しています」