インフルエンザり患数はコロナ対策徹底で大幅減

 県中保健福祉事務所は年末年始の人の往来に合わせて、インフルエンザの患者数が増加する傾向にあることから、正しい手洗いやうがいなど予防対策の徹底を呼びかけている。今年は新型コロナウイルス感染の影響もあり、一人ひとりが予防対策を自然と行っているため、例年に比べてり患の報告数が少ないものの、今後増加した場合に医療現場の負担が大きくなることが予想され、注意を促している。
 県内のインフルエンザり患報告数は12月第2週(7~13日)で会津1人、いわき市1人の計2人で、昨年同時期の1611人、平成31年度の77人、平成30年度の205人と比べてもり患数が大幅に減少している。
 全国でみても48週(11月23日~29日)時点で昨年が2万7393人の報告に対し、今年は46人と非常に少ない状況にある。
 同所は要因として、新型コロナウイルスへの対策としてマスク着用、アルコール手指消毒、人との接触を控えるなど、一人ひとりが日常的に防止対策に努めており、インフルエンザの主な感染経路である飛沫感染を防げていることが大きいとしている。
 またインフルエンザの感染検査は鼻の粘膜を採取するため、飛沫が起きやすいことから、対処療法などにより対応し、検査を控えている可能性もあるという。
 ワクチン接種について、今年は新型コロナウイルスの影響もあり予防のため、接種する人が増えるという見込みから、昨年使用した2825万本より約12%多い3178万本を準備し、高齢者、乳幼児、妊婦など優先的に接種している。
 インフルエンザの症状は高熱、関節痛などの全身の症状が突然現れる。また普通の風邪と同様、鼻汁、セキなどの症状もみられ、乳幼児や高齢者は重病化する恐れがあるため注意が必要になる。
 同所はもし発熱などの症状が出た場合は、医療機関を受診する前に、かかりつけ医か県受診相談センターに電話(0120―567―747)で相談し、症状などの聞き取り後、指示を受けるよう呼びかけている。同センターは24時間、年末年始も相談を受け付ける。
 年末年始に向けて、インフルエンザのり患数が急増する傾向にあるため、徹底した予防対策が必要になる。外出時のマスク着用、こまめな手洗い、アルコール手指消毒、室内の湿度を約60%に保つなど、気を緩めず引き続き継続していくことが何より大切と呼びかけている。