全国高等学校文芸コンクールで滝田さん優秀賞

優秀賞に選ばれた滝田さん

 第35回全国高等学校文芸コンクール俳句部門で須賀川桐陽高文学部の滝田翼さん(3年)の「熱帯夜 英語のシャワー 浴びつづけ」が最優秀賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。
 全国高等学校文化連盟、読売新聞社の主催。
 日本語の力と表現力の可能性についての関心を喚起し、学校の文芸創作活動の振興と向上を図ることが目的。
 小説、文芸評論、エッセイ、詩、短歌、俳句、文芸部誌の7部門に2万5418点が寄せられた。
 須賀川二中出身で俳句のまち須賀川に生まれ育った滝田さんが本格的に作品作りを始めたのは高校入学後だった。「17字という制限の中で、どれだけ上手く自分の感じているものを表現できるか、試行錯誤が楽しい」と話す。
 昨年の俳句甲子園を契機に同部は桔槹吟社の指導を受ける機会を得た。またその際に先輩から熱心な指導を受けたことで技術なども向上したという。「俳句作りを続けていくうちに観察眼が磨かれ、日常の見え方が変わっていくことを感じました」とも。
 その経験を活かし昨年の県高等学校文芸コンクール俳句部門では優勝し、東北大会にも出場した。「ほかの人が使わない表現」にこだわる句は斬新と評されることもあった。
 今回の受賞作について、実は難産だったと明かす、「提出期限が迫る中、どんな句を詠もうか非常に迷っていました」、暗中模索の中で頭をよぎったのは、受験勉強のため苦手な英語に打ち込んだ7月の一夜に経験した、苦しさと蒸し暑さだった。
 受験生ならでは日常の一幕を若い感性で描いた句は高い評価を得て、優秀賞に選ばれた。「まさに青天の霹靂で、本当にうれしかったです」。
 大学進学後も俳句を続け、新しい表現に挑戦し続けたいと意欲を燃やす。