新型コロナ急増で飲み会など2週間遠慮を

 県は16日、新型コロナウイルス感染者数が県内一日過去最多の28人で累計が658人となった現状を受けて、県民一人ひとりが感染状況に危機感を持ち、「今後2週間は飲み会、食事会、忘年会は遠慮してほしい」と呼びかけた。
 すでに県内の感染状況は、感染者が散発的に発生する「ステージ1」から徐々に増えている「ステージ2」に悪化しており、県内病床使用率(26・7%)、国が示す指標(25%)に達し、感染者急増期の「ステージ3」水準となった。
 全国的な感染拡大状況を受けて政府も16日、イートやイベントも含む年末年始の「GO TO キャンペーン」の見直しを決め、西村康稔経済再生担当相も記者会見で「静かな年末年始を迎えるため」だと説明した。
 国は今月28日から来年1月11日まで、都道府県知事に新規販売の一時停止検討を要請するほか、販売済みの食事券などを使わないよう購入者にも呼びかける。
 県の「飲み会など遠慮して」の発表を受け、須賀川市内の飲食店店主は「市内から新規感染者がしばらく出ていなかったので残念。だがちょっとした油断で感染が広がるからしょうがないのかな」と話した一方で、「このままでは休業か廃業を検討しなくては」と肩を落とし、自治体などに支援策の検討を強く訴えた。
 市内の小学校に通う男子児童は「おじいちゃん家に行けないのは寂しいけど少し我慢します。早く家族みんなでパーティーができるようになってほしいです」と話した。
 県はステージ2からステージ3へ段階を移行するかどうかは検討中だが、「まだ余裕があると誤解しないでほしい」と危機感を募らせ、一人ひとりの予防策徹底を求めている。