福島空港でドローン想定の初訓練

制限区域内に侵入した不審者を取り押さえた訓練

 福島空港事務所は無人航空機(ドローン)発見時の初動対応確立を目的に初めての訓練を、空港保安委員会20機関70人が参加して空港事務所内や制限区域内外で行い、関係機関との連携を確認し、保安体制の強化を図った。
 近年認知度が上がり、一般にも普及しているドローンを空港周辺で発見した際の初動体制の確立と関係機関への情報周知により、航空機の安全確保と空港運用への影響を最小限にすることが目的。また不審者が制止を振り切り空港制限区域へ逃走した事態も想定した不法侵入事案発生時の対応も訓練した。 
 ドローンを実際に飛行させ、悪意のない操縦者への対応、悪意のある不審者への対応の2パターンを行った。
 訓練は空港消防警備隊が制限区域外のゲート付近で、駐機しようとした外国チャーター機の妨害を目的にドローンを飛ばそうとした不審人物2人を発見、制止指示に従わず、うち1人が制限区域内に逃走し侵入した。
 警察車両、空港関係機関車両で侵入者を捜索し、追跡から包囲し制圧した。侵入者補足後、空港事務所が敷地内を点検した。
 空港事務所内では通報を受けた総務課長が職員に指示を出し、関係機関へ連絡して、合同対策本部の設置、運航制限状況など情報共有、警察やチャーター便運航社との連絡手段、空港利用者などに対する情報提供の確認などを訓練し、航空機や利用者の安全確保と保安体制の強化を図った。
 訓練終了後は反省会を開き、内容の確認、情報共有を再確認し、ドローン対応など時代に即した様々な対応が出来るよう、一層の保安体制強化を図った。