藤沼湖決壊の慰霊碑設置作業

慰霊碑の設置作業を進める実行委員会

 藤沼湖決壊による慰霊碑建立実行委員会(柏村國博実行委員長)は5日、長沼滝地区の防災公園内に慰霊碑設置作業を行った。
 東日本大震災の藤沼湖決壊の被災状況や復興を後世に伝え、地域防災の意識普及、防災減災の拠点とすることを目的に建立した。
 柏村委員長は「ようやく目的の一つである慰霊碑を建てることができてホッとしている。被災の記憶をまとめた記録誌を3000部作り、長沼地域だけでなく、全国に発送したいと思っている」と話した。
 慰霊碑は横7㍍、高さは2㍍、全体イメージは長沼地域の高土山を表現し、中心の石柱は鎮魂の碑として、風化させないこと、防災意識の大切さ、両翼の石柱には未来へ羽ばたく強い意志が込められている。来年3月11日の追悼式に合わせて除幕式を行う。
 同委員会では慰霊碑建立と記録誌作成の寄付を1口100円で募っている。長沼商工会、長沼郵便局に用意している郵便局振込用紙に記入して振り込む。
 長沼地域は震災により決壊したダムの貯水約150万㌧が簀ノ子川に流出し、向田地区から城影地区に流れ込み、住宅の全壊19戸、床上・床下浸水55戸、7人が死亡し、未だ1人が行方不明となっている。