ウルトラ長寿体操に「口腔編」

ユーチューブで動画も公開している口腔編

 高齢者の介護予防に力を入れる須賀川市は独自の介護予防体操「ウルトラ長寿体操」の新バージョン「口腔編」を南東北春日リハビリテーション病院言語聴覚士の協力で考案し、地域住民主体で体操などを行う通いの場「ウルトラ週いっ会」を中心に普及を図る。口と舌のストレッチ、唾液腺マッサージ、発声運動で構成する約17分の運動で、誤えん性肺炎のリスク低下やいつまでもおいしく食べて元気に過ごす口の健康を守る。
 市は高齢者が活動的で生きがいのある生活や人生を送れるよう要介護状態を予防するため、65歳以上を対象に住民主体で公民館や集会所に集い、体操や定期的なコミュニケーションを楽しむ通いの場「ウルトラ週いっ会」の立ち上げ支援を平成26年から取り組んできた。
 通いの場でより効果的な運動を行ってもらうため、同病院理学療法士の協力のもとオリジナル体操「ウルトラ長寿体操」を昨年度に完成させ、市広報の掲載やDVDの配布、ユーチューブで動画公開などの周知を図っている。
 第2弾の「口腔編」は健康の基本である食に関連した機能を維持させるもので、口を大きく動かしながら発声する運動、舌を上下左右に動かす運動、飲み込みの練習、早口言葉の挑戦など10項目からなる。
 また唾液を出す機能の維持を狙った唾液腺マッサージは両耳の横やあごの真下などを両手で押す。唾液が出ると口内の清潔が保たれやすくなり、虫歯や誤えん性肺炎の予防にも効果的とされる。
 一連の運動は毎日継続するとより効果的で、痛みの出ない程度に、特に食前に行うことを推奨する。
 現在は市ホームページで内容を紹介しているほか、ユーチューブの市公式チャンネルで動画も公開している。今後は通いの場を中心に広報に努め、周知と介護予防への活用を呼びかける。
 口の健康を守るため、運動だけでなく毎日の歯磨きや3カ月から半年に一度の定期的な歯科受診の重要性も訴える。
 なお詳細な運動の内容は後日数回にわたって掲載する予定。
 問い合わせは長寿福祉課(℡88―8116)まで。