牡丹園保勝会「狛犬シンポジウム」

狛犬の魅力を学んだシンポジウム

 須賀川牡丹園保勝会(柳沼直三理事長)と県南地方狛犬ネットワーク主催の「県南地方の狛犬シンポジウム」は23日、市内外から約70人が参加して市産業会館で行われた。
 東北のミケランジェロとも呼ばれ、江戸から大正期にかけて活躍した石工職人の小松利平、小松寅吉、小林和平の3師弟にスポットを当て県南地方の神社を中心に点在する狛犬を紹介した。
 このうち小松寅吉は須賀川牡丹園ともゆかりが深く、彼が手がけた一対の狛犬(昭和天王皇后両陛下ご来園石碑そば)やアメノウズメ、長鳴きどりの石像があり、牡丹の花だけでなく近年は石像をひと目見ようと市内外から多くのファンが足を運んでいる。
 シンポジウムは2部構成で、初めに記録映画「狛犬の棲む里」(2012年制作)を上映し、後半はパネラーに県南地方狛犬ネットワーク会員の菊地司和さんと永沼善恵さん、白河市社会教育指導員の七田高志さんらを迎えてパネルディスカッションを開いた。
 小松寅吉らが製作した狛犬は従来の作品と一線を画し、豊かな表情やポーズに特徴があり、来場者らもパネラーの説明に興味津々の様子で聴き入っていた。
 今回の「狛犬シンポジウム」は須賀川牡丹園の秋の魅力を広く発信する「紅葉月間」イベントの締めくくりとして開かれ、園内の見事な紅葉も県内外から多くの観覧者が訪れた。