翠ケ丘公園の温浴施設などイメージ初公開

公民連携の取り組みに理解を深めたセミナー

 須賀川大学初耳学セミナー「市公民連携(PPP)取り組み方針について」は12日、会員ら約30人が参加して商工会館で開かれた。
 事例の一つとして令和4年4月に供用開始を予定している翠ケ丘公園温浴施設等整備事業について、施工するあおい(菊地大介代表取締役)から概要説明があり、新設する温浴施設とカフェのイメージ図(現段階のもので以後変更もあり)を初公開した。
 公民連携は行政と民間が連携や協働により最適な公共サービスを提供し、地域の価値や市民満足度の最大化を図る手法の概念を総称したもので、これまで行政が行ってきた分野に民間の知恵やアイデア、資金や技術、ノウハウを活用し、サービスの質の向上、業務の効率化、地域経済や地域活動の活性化などを目指す取り組み。
 近年は限りある行政資源を効果的・効率的に活用し、行政サービスの水準を維持するため、官民が協働してともにまちづくりを進めていくことが求められている。
 市はこれまで公民連携制度導入の必要性を周知し、推進への理解と協働を促し、サウンディング型市場調査を導入するなど民間との情報交換や対話の機会を積極的に設けてきた。

現段階での「カフェ」イメージ図

 翠ケ丘公園の温浴施設等整備事業は、市とあおいが取り組む県内初の公民連携公園整備事業で、利便性向上やにぎわい創出、整備・管理水準の維持などを図っていく。
 9月に市と整備協定を締結したあおいは、「Fun the Green~Fun(楽しさ)でつながりFan(愛好者)になる」をコンセプトに、翠ケ丘公園芦田塚駐車場近くのわんぱく広場や老人憩の家周辺など3㌶の区域を再整備する。
 老朽化した温浴施設「老人憩の家」の改築やカフェや多目的トイレ新設、園路や広場の整備などを通して、公園がもとから持つ緑の魅力を活かしながら、楽しみを通して人の「交流」を「つながり」へと進化させ、まちなかとにぎわいを循環させる交流拠点を目指す。

翠ケ丘公園の「温浴施設」イメージ図

 年内に整備計画や設計を完成させ、来年1月から着工する。令和4年4月の供用開始を目指していく。概算工事費は約8800万円。
 温浴施設を公園管理だけでなく運営の核とし、カフェや中央園地のつながりを創出し、園内の利便性と安全性を高め、市民が楽しむことを通じて持続可能な公園のあり方を目指す。キャンプや各種物販などのイベント開催など様々なニーズに応えていく。