伝統行事継承の松明あかし「一般観覧不可」

本番に向けて準備が進む五老山山頂

 400余年の歴史と伝統を誇る須賀川の晩秋の風物詩「松明あかし」は14日夜、翠ケ丘公園五老山山頂で行う。伝統行事の継承に主眼を置き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今年は会場周辺での一般観覧は出来ず、五老山への入山も関係者以外全て規制する。ドローンでの撮影も出来ない。
 松明あかしは戦国時代に須賀川地方を治めていた二階堂氏と伊達氏との激戦で命を落とした兵士らを慰めるために現代まで世代を超えて受け継がれてきた。
 毎年、市内外から10万人を超える観覧者が集まる火の祭典として注目を集めてきたが、今年は全国的な新型コロナ禍を受け、感染拡大防止の観点から「伝統行事の継承」を目的に、一般観覧不可にして「無観客」で実施することを決めた。
 松明をもりたてる会(佐藤貴紀代表)が製作した松明1本のみを五老山にクレーンで立て、会場周辺を入場制限するなどして関係者のみで実施する。午後6時半頃の点火を予定している。
 14日はtetteでんぜんホールで過去の松明あかしの映像を上映する。今年の松明製作から行事の様子を撮影した記録映像を後日市ホームページなどで配信する。
 大松明・姫松明行列や小松明製作コーナー・行列、松明太鼓、おもてなし広場イベントなどは全て行わない。
 元須賀川城本丸跡の二階堂神社での御神火奉受式は神社社殿の中で関係者が行うため一般観覧は出来ない。
 翠ケ丘公園内駐車場の一部は開放するが、五老山周辺は入山・入場規制を敷くため関係者以外は立ち入り出来ない。
 なお会場周辺以外での観覧は可能だが、新型コロナ感染防止のためtetteや博物館駐車場、翠ケ丘公園内お花見広場などでの密集・密接状態を避けるよう理解と協力を求めている。