橋本さん、土居さん「俳句の集い」特選

 須賀川市の俳句団体桔槹吟社(森川光郎代表)は毎年、県内の高校生を対象に「須賀川俳句の集い」を開いている。今年は新型コロナ禍で講演会や吟行句会は行わなかったが、投句方式で作品を募集する俳句大会を行い、入賞者を4日に発表した。
 俳句のまち須賀川の文化継承と振興を目的に作品を募集し、県内9高校から979句の投句があった。
 審査は特別選者の若手俳人鈴木光影さんと桔槹の森川代表が行い、各特選3句と入選句17句を選んだ。
 特選受賞者には両選者の色紙、入賞者には副賞とともに結果報告と選評などの資料を贈った。
 また参加した9高校には俳句のカードゲーム「俳句かるたミックス」を贈った。遊び方説明のほか英語版もつき、「部活動などで楽しんでもらえれば」としている。
 須賀川・岩瀬地方高校生の入賞者と作品は次の通り。
◇鈴木光影選▽特選=橋本和花奈(須賀川3年)「夏の日の放課後の匂いいつまでか」、土居陽香(須賀川桐陽3年)「雷の声収まりて模試続く」▽入選=窪木桃(清陵情報3年)「春陰や憂う日もまた美しく」、長谷川衿奈「踏み込んだ濡るる地面浮かぶ月」、三浦翔太「高体連今年は薄い日焼けあと」、鈴木愛実「梅雨入り髪の毛爆発くし必須」、山田奏羽「蝉の音に今年は覚える愛おしさ」、吉成悠人「之つもる遠山ながめ温まる」、千代真光「安産を願う病棟甲子園」、宮田雄太(以上須賀川3年)「カブトムシダンゴムシに嫉妬する」、新美萌香(須賀川2年)「夏の音今年は静かに眠ってる」、田邉彩花(須賀川1年)「秋風が優しくつつむ子供たち」、遠藤華和(須賀川桐陽1年)「縁側に自粛疲れを冷やかす蚊」
◇森川光郎選▽特選=加藤愛理(須賀川3年)「山眠るどんな未来も変えられる」、大河内勇希(須賀川2年)「蛞蝓の這う先見れば小さな緑」▽入選=小栗山愛莉「花火見て感動よりも懐かしさ」、高橋孝太「蚊帳畳む手を止め祖母と螽蟖」、小森山唯奈「落ち葉ふり水面に映るゆれる空」、常松花凛「窓際の大きな背中春光射す」、佐藤耕介(以上須賀川3年)「初詣母の健康ただ願う」、西牧実々(須賀川2年)「コロナでも変わらない夏そこにある」、安藤遥南(同)「新雪へはじめの一歩胸高なる」、安齋美咲(須賀川桐陽3年)「創作の熱意からまる夏の夜」、七海千夏(須賀川桐陽2年)「頽れた紫陽花の下の白猫」