天栄村制65周年を祝う記念式典

安全・安心な村づくりへ決意を述べる添田村長

 天栄村制施行65周年記念式典は6日、生涯学習センター文化の森てんえいで行われ、「自然と共に人・未来を創造する村」実現に向け、新たな一歩を踏み出した。添田勝幸村長は「多発化・激甚化する自然災害、新型コロナの拡大、人口減少など様々な課題を一つ一つ乗り越え、全ての世代に安全・安心で『住んでよかった』と思っていただける天栄村を築いてまいりたい」と決意を述べた。
 天栄村は町村合併促進法により昭和30年3月31日、湯本、牧本、大里、広戸の4カ村が合併して誕生した。
 日本三百名山の二岐山に見守られるように東西に広がり、豊かな水源や温泉などの自然資源は熱意ある多くの人材の努力により、農業、商工業、観光業の発展に活用され、今日の伝統と歴史、文化が築き上げられている。
 東日本大震災・原子力災害という空前の事態に対しても、村民一人ひとりが手を取り合い、国・県の支援と連携を得ながら、着実な復興を重ねてきた。
 農業では良食味を目指して村食味コンクールなどで切磋琢磨し、「天栄米ゆうだい21」など新たな品種も高い評価を得て、昨年の食味分析鑑定コンクール国際大会で通算10回目の金賞をつかんだ。

表彰状を受ける功労者

 また長ネギやヤーコンを含む村三大ブランドに続けと、トマトやマカなどの栽培にも取り組んでいる。
 人材育成ではフィリピン・セブ島の講師と子どもたちをつなぎ、生の英語を体験させる「オンライン英会話」の環境を整備し、また夢の実現を支える「こども未来応援事業」では村内外のプロフェッショナルと子どもたちを結びつけ、職業体験の機会を設けるなど独自の取り組みを続けている。
 羽鳥湖や湯本地区の温泉を中心とする観光も多くの人に愛され、昨年はオートキャンプ世界大会も開催され大盛況となった。
 全村民が待望し、長年要望活動を展開していた鳳坂峠のトンネル工事も平成29年に着工され、2020年代初頭の開通に向け作業が進んでいる。
 記念式典は新型コロナの感染を防ぐため規模を縮小し、約50人が出席した。添田村長が式辞、服部晃村議会議長があいさつした。
 村勢伸展に尽力した功労者に表彰状を贈り、敬意と感謝を伝えた。
 65周年の節目を迎え、コロナ禍の先にあるさらなる発展に向け、出席者らは思いを新たにした。