テダソチマ「街楽のはじめ庭」を整備

テダソチマが整備した「街楽(まちがく)のはじめ庭」

 須賀川市都市再生推進法人認定第1号のまちづくり会社テダソチマ(代表取締役・大木和彦瑞穂不動産社長)は10月末、本町の同社社屋と風流のはじめ館等躬の庭との間にあたる270平方㍍の場所を「街楽(まちがく)のはじめ庭」として整備した。今月8日のRojimaでキッチンカーを出店するなど初お披露目する。
 まちづくり会社テダソチマは「すかがわ まちそだて」をテーマに、昨年12月に県内初の都市再生推進法人指定を受けた。
 同法人は都市再生特別措置法に基づき、市町村から指定を受けてまちづくりを担う団体で、今年3月現在全国67団体が活動している。県内ではテダソチマが唯一指定を受けた。
 テダソチマはまちづくりからさらに一歩踏み込んだ“まちそだて”を目指し、既存の施設やものを有効活用してにぎわいや交流創出を図っていく。
 市や国交省と連携して風流のはじめ館隣に整備した広場「街楽のはじめ庭」は、「まちを楽しむ まちを学ぶ ウォーカブルを含めまちを歩く」の意味が込められた。名称の「はじめ庭」を「初めには」と読み替えることで、まち育ての起点になる思いを込めている。
 270平方㍍の敷地内に井戸やキッチンカーが出店できるスペースなどのほか、市民の工夫を盛り込める余地を残し、活気ある場所への変化を市民とともに考えていく。
 「街楽のはじめ庭」は透水性の高いインターロッキングを採用し、地下浸透式の路面整備(雨水貯蓄タンク含む)を行うことで、夏場の暑い日に水まき効果を期待できる。
 県道と風流のはじめ館や隣接する水天宮八天宮との導線を確保し、会場周辺で開かれるきうり天王やRojimaなど各種イベントでの活用も見込む。出店者が利用できるコンセント設備も整備する。
 今月8日のRojimaからキッチンカーを出店して出店者に対する実証実験を行い、12月以降は希望者に有料で場所を提供してにぎわいと交流を創出していく。
 日常時には一般の歩行者通路や駐車場として活用し、回遊性の高い歩行空間として地元住民の利便性向上にも寄与する。災害発生時には井戸を生活水として活用するほか、電気自動車充電施設なども整備して幅広い利用も考えている。
 テダソチマはまちなかの空き家・空き地を活用したまちづくりに取り組んでおり、まちなかの空き倉庫リノベーションや市観光物産振興協会と連携してtette隣に物産館「flatto(ふらっと)」のオープンを手がけ、今回の「街楽のはじめ庭」整備につなげた。今後は旧まふねの店舗利用なども視野に活動の幅を広げていく。