キャッシュカードのすり替え詐欺など多発

 県内や須賀川署管内でキャッシュカードをだまし取るなりすまし詐欺が多発している。9月末現在の被害状況は県内全体で40件5823万円の被害が相次ぎ、昨年同期より被害額は倍増した。同署は電話口でキャッシュカードを話題に出したり、訪問者がカードを封筒に入れさせるなどした場合は詐欺と判断し、対応を打ち切りすぐに警察や家族に相談するよう細心の注意を呼びかけている。
 同署管内では9月末までに2件の被害を確認しており、うち1件は未遂に終わったが実被害は1件330万円と高額がだまし取られた。
 また今月に入って市内70代女性が奪われたキャッシュカードから60万円を引き出される被害に遭っており、そのほかにも不審電話の相談が続き警戒を強めている。
 キャッシュカードをすり替える手口(キャッシュカード詐欺盗)の多くは、電話で警察や金融機関を名乗り「あなたのカードが不正利用されている」などと不安をあおり、直後に別の人間が自宅を訪れ、カードや暗証番号を書いたメモを持参した封筒に入れる。「封印のため印鑑が必要」などと言い、すきを見て偽のカードなどを入れた別の封筒にすり替え、カードをだまし取る。
 類似の手口として、封筒を使わない預貯金詐欺にも注意が必要となる。
 これらの特徴として、被害者が考えたり相談したりする時間を与えず、次々に電話や訪問などの行動を起こし、巧妙にキャッシュカードをだまし取ることが多い。
 疑わしい相手に対しては、口車に乗らず、対応を中断して家族や警察への相談したり、自宅の電話を常時留守番電話に設定する対策も有効とされている。
 これから年末が近づくと全国的になりすまし詐欺を狙う電話が多くなるため、「自分は大丈夫」と思わず、家族などであらかじめ対策を話し合い、十分注意する必要がある。