天栄村小中学校統合委員会で要望まとめる

意見書を久保教育長に渡す天野委員長

 天栄村の少子化に伴う広戸・大里・牧本の小学3校の統合などに向けた小中学校統合委員会(天野和彦委員長)の第3回会議は27日、文化の森てんえいで開かれ、「持続可能な活力ある学校づくり」を理念に掲げる統合新校の要望をまとめた意見書を久保直紀村教育長に提出した。
 委員14人が出席し、最終的な意見書の内容を話し合った。
 意見書で、統合新校は役場周辺もしくは天栄中に近い位置にすることを求める。
 方針として「安心・安全に学習、生活できる学校づくり」は避難所、防災倉庫の機能を考慮し、防犯対策、熱中症対策を講じ、送迎時の安全な乗り降り可能なスペースを持つことなど上げた。
 「学ぶ楽しさ教える喜びが実感でき、教育環境や社会状況に対応できる学校づくり」は湯本小はじめ学外といつでもオンライン交流授業、遠隔授業ができるICT環境、英語学習が楽しくなる専用教室の設置、地域の歴史・伝統・文化、地域とのつながりを継承できる、自然エネルギーを活用し、環境とのつながりを意識できることなど。
 「明日また行きたくなる健康で快適な学校づくり」は、地元の木をふんだんに使ったぬくもりある施設、異学年間交流を促すスペースの設置、感染症や熱中症に適切に対応できるなど。
 「地域とつながり共に学び活動できる学校づくり」は湯本小・幼稚園・保育所・中学校との交流を積極的に進めることができ、バリアフリーにも配慮、地域人材、見守り隊、ボランティアが参加しやすい配慮をした施設など。
 また学校運営支援体制はコミュニティースクールを基盤にし、放課後児童クラブなどの設置で児童の居場所を確保する。
 保育所・幼稚園は今後、統合新校付近の同一敷地内に設置し、幼保一体化の認定こども園も含め、保護者や地域の意見を考慮して決定する。
 統合後の小学3校校舎や敷地は地元の要望に配慮し有効活用を検討する。
 そのほか意見書には盛り込まなかったが、小中一貫教育のあり方として、義務教育校化なども視野に入れ今後検討が必要とした。
 また湯本中の存続・統合は保護者や地元住民と行政で協議を進め、方針を検討する。
 意見書を受けた久保教育長は「議会と村と協力し意見書にある学校ができるよう努力していきたい」と述べた。