新稲田公民館オープニングセレモニー

テープカットで供用開始を祝う出席者たち

 須賀川市の稲田地域体育館の南側に建設された新しい稲田公民館は26日、オープニングセレモニーを行い、防災機能を備えた生涯学習や地域交流の拠点として供用開始した。小・中学校・体育館を含めた拠点施設がコンパクトに集まったことで、地域のさらなる振興・発展に新たな希望の一歩を踏み出す。
 昭和49年に建設されたこれまでの稲田公民館は老朽化が進み、また東日本大震災の被害を受けたことで、新たな施設の建設を望む声が地域から出されていた。
 市は住民参加のワークショップなどで地域の要望を聞き取り、可能な限り地域の意見を反映させた新公民館の建設に向け事業を進めてきた。
 基本・実施設計は宮古建築設計事務所、建築主体工事を渡辺建設が請け負い、7月6日に市に引き渡された。
 県内の木材を多く使った木造平屋建て、延べ床面積496・80平方㍍で、点字ブロックやスロープ、多目的トイレを整備したバリアフリー設計で、誰でも不自由なく利用できる。
 高い天井には窓も並び、開放的なホールには図書コーナーと談話スペース、畳コーナーを設けた。
 畳コーナー脇の廊下を進むと12畳の和室、3台の調理台を備える調理実習質が右手に配置されている。左手には会議室(約73平方㍍)と研修室(約55平方㍍)があり、2室はパーティションで区切られ、接続すると広さ約128平方㍍で、約80人を収容できる。
 体育館西側に造成中の駐車場には備蓄倉庫を設置し、非常用の備品を保管する。敷地内に40㌧の水を蓄える非常用貯水槽も設置し、災害拠点としての充実を図る。
 備蓄倉庫、貯水槽、駐車場は今年度中に完成する予定だが、供用開始当初から駐車場の一部は利用できる。
 オープニングセレモニーは約20人が出席し、橋本克也市長が「地域の皆さんと造り上げた新たな交流拠点が完成を迎えた。末永く地域に愛され、育てていってもらえる施設になることを期待している」とあいさつした。
 五十嵐伸市議会議長が祝辞を述べ、戸田正樹館長が施設概要を説明した。
 テープカットを橋本市長、五十嵐市議会議長、熊田邦夫稲田区長会長、飛澤咲良稲田学園児童生徒会長、星愛琉同庶務、森合義衛教育長が行い、開館を祝った。
 その後、戸田館長が出席者に館内を案内し、広々とした機能性の高い新たな施設に期待感を高めていた。