11月からネットで119番を運用

 須賀川地方広域消防本部は11月から、インターネットを通じて119番通報できる「NET119」緊急通報システムを運用開始する。同システムにより、聴覚や言語機能に障がいを持ち音声通話が困難な人も、火災や急病など緊急時に消防本部に通報できる。利用には事前登録が必要となるが、今月末から各市町村で説明会を開き、登録や実際の通報方法などを講習し、万が一に備えた登録を促す。
 同システムはスマートフォンなどからインターネットを利用し、いつでも全国どこからでも、通報場所を所管する消防本部に通報できる。
 利用対象は同本部管内在住で、身体障がい者手帳が交付されているか、音声通話による緊急通報が困難と同本部が認めた人。
 須賀川消防本部で登録すれば、旅行や出張などで別の地域から通報した場合も同地域の消防本部がシステムを導入していれば利用可能となる。
 通報時にスマートフォンのGPS機能で位置情報を取得するため、簡易に場所を伝えることができる。
 通報後の本部とのやり取りはチャット形式で行い、必要な際はカメラ機能で撮影した画像も送れる。
 また音声読み上げ機能で周囲の人に代理通報を依頼したり、選択肢を選ぶだけの通報もできる。
 また練習通報機能も備え、非常時にどのような操作を行えば良いか事前に学べる。
 障がい者手帳を持つ人など利用対象者への説明会は31日午前9時から消防本部で、11月1日午後2時半から東公民館で開き、他地区でも今後予定している。
 なお対象者には説明会日程等の案内を事前に通知する。
 同本部は今年4月から消防指令センターを全面更新し、119番が既存のメタル回線から光回線IP網に東北初対応するなど高機能な最新システムを備え、災害時に情報を迅速に処理し、消防救急活動を総合的にバックアップする体制を整えた。
 119番発信地表示装置や自動出動指定装置、FAXによる119番受信や災害情報テレホンガイドなども充実させた。
 今回新たに運用を開始するNET119で、緊急時の備えをさらに強化した。
 問い合わせは同本部警防課通信指令係(℡76-3111)まで。