須賀川署がなりすまし詐欺防止広報活動

年金支給日に注意を呼びかける署員

 須賀川署は県内で相次ぐ多額のなりすまし詐欺被害を未然に防ぐため、金融機関や地域住民と協力した広報啓発活動を展開し、「キャッシュカード」や「暗証番号」などを話題にする不審な電話や訪問に警戒するよう呼びかけている。
 同署によると9月末のなりすまし詐欺被害状況は県内全体で91件1億5341万円の被害が出ており、前年同期より5件717万円増えている。
 同署管内では3件650万円の被害が確認されており、前年同期より件数は1件少ないが、被害額は510万円増と4倍以上に増えている。
 特に不審な電話があった後、銀行職員などを名乗る犯人が自宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取るキャッシュカード詐欺盗が多発している。県内全体では40件5823万円の被害が相次ぎ、昨年同期より被害額は倍増している。
 管内での同犯罪は2件確認されており、うち1件は未遂だったため、実被害は1件330万円と高額がだまし取られた。

芹沢町内を回り防犯意識向上を促す

 銀行職員や警察官、役所職員が一時的にもキャッシュカードを預かって封筒に入れるなどということはありえず、暗証番号を尋ねることもないため、同様のケースは詐欺を疑い、すぐに通報することを呼びかけている。
 同署は14日、芹沢町町内会、同老人会と協力して町内全190戸に広報チラシを配布し、被害防止を呼びかけた。
 芹沢町はなりすましの標的になりやすい高齢者世帯が多いため、昨年8月から「なりすまし詐欺被害防止モデル地区」に指定されている。
 署員と役員らが手分けして各世帯を訪問し、詐欺の被害事例などを書いた啓発資料を手渡し、警戒するよう伝えた。
 「なりすまし詐欺被害ゼロの日」の15日は、東邦銀行須賀川支店で広報活動を展開した。
 署員と金融機関職員で力を合わせ、年金支給日にATMを利用する高齢者らに啓発資料75セットを渡し、不審な電話に注意するよう呼びかけた。
 あわせて高齢者に交通安全啓発資料も配布した。