市立博物館ギャラリートーク

野本助教の解説を聴く受講者たち

 須賀川市立博物館のテーマ展に合わせたギャラリートークは11日に開かれ、東北大東北アジア研究センター上廣歴史資料研究学研究部門の野本禎司助教を講師に、古文書から読み取った江戸時代の須賀川市域における村の暮らしを解説した。
 テーマ展「古文書からみた須賀川市域の江戸時代・村の暮らし」は当時の滑川村の庄屋・桑名家と、上松塚村の名主・小針家の残した文書を中心に、11月15日まで資料を展示している。
 ギャラリートークは約30人が参加し、村のリーダーである庄屋や名主と領主、役所との文書のやり取りから当時の暮らしをひも解いた。
 江戸時代の須賀川市域には56の村があり、時代の変遷とともに身分が異なる複数の領主が統括していた。
 庄屋や名主は領主の政策を村人に伝えたり、農作物の状況から年貢に配慮を求める嘆願を領主に提出しており、それらの文書から当時の人々がどのような営みをしていたか考察できる。
 参加者らは野本助教の解説のもと資料に目を凝らし、地元の歴史に思いを馳せていた。