農業賞は樽川さんとあんぽ柿生産研究会

樽川良雄さん

 須賀川市は12日、第30回須賀川市農業賞受賞者を発表した。今年度は個人の部で樽川良雄さん(70)=袋田=、団体の部はあんぽ柿生産研究会(相楽芳男会長)が選ばれた。表彰式は11月4日午前11時から市役所で行われる。
 市農業賞は農業経営の改善と集団活動に積極的に取り組み、今後の農業経営の指針として他の模範となる個人と団体を表彰し、農業経営者の意識の高揚を図るとともに、市農業の振興に寄与することを目的としている。
 樽川さんはキュウリと水稲の複合経営を行っており、キュウリ栽培は昭和60年代からハウス施設をいち早く導入し、地区の施設導入普及に貢献、袋田パイプハウス組合設立にも寄与した。
 また水稲は農地の集積や作業受託などの拡大により、生産コストの軽減を図っており、生産調整では市や市認定農業者会で推進する酒造用の加工用米も積極的に取り組み、農業所得の確保と農業経営の安定を図っている。

相楽芳男会長

 「袋田農地・水・環境を守る会」を発足し初代会長として、事業を積極的に取り組み、農用地の集積や耕作放棄地の解消に取り組むとともに、地区の農家・非農家問わず地域ぐるみで活動し地域の活性化に貢献した。
 あんぽ柿生産研究会は夏場の露地キュウリ栽培後に冬場の収入源として栽培していた柿を加工し、あんぽ柿として付加価値をつけ販売するため平成11年3月に設立した。露地キュウリとあんぽ柿の複合経営により農業所得の向上と地域活性化に寄与している。
 また、東日本大震災の際には、県北地区が出荷停止になる中、何度もモニタリング検査を実施し、あきらめず出荷に取り組んだことで市場からも高い評価を受け「須賀川のあんぽ柿」の知名度を確立した。