4度目の「サルビアの道」へ準備着々

牡丹園で見頃を迎えた真っ赤なサルビア

 円谷幸吉・レガシーサルビアの会(安藤喜勝会長)は市フラワーセンターの協力を得て、須賀川牡丹園ほ場で来年3月の聖火リレーに向けて種を採取するためのサルビアを育てており、園内の“真っ赤なじゅうたん”が見頃を迎えている。
 半世紀前の1964東京五輪に出場する故円谷幸吉選手を激励するべく、母校の後輩にあたる須賀川高校生徒会が中心となり、まちなかに「サルビアの道」を作り、聖火リレー通過とともに五輪機運を高めた。
 半世紀前に須賀川を彩ったサルビアは実兄の喜久造さんの手で現代まで毎年受け継がれ、サルビアの道は当時の直系子孫である種を咲かせた花を使う。
 2度目の東京五輪開催決定から、市内にサルビアの道を再現すべくレガシーサルビアの会が立ち上がり、これまで2度にわたりサルビアの道を復活させた。
 今年は3月の聖火リレー市内通過に合わせて目抜き通りなどに約3000鉢飾る計画を立てていたが、リレーと五輪が世界的な新型コロナ感染拡大のため延期が決まり、準備した鉢のうち600鉢を市内学校などに配布し、円谷選手生誕80年に合わせて誕生月の5月、松明通りや公共機関に配置した。
 会は9月にサルビア鉢の点検や追肥作業を行い、松明通りに並ぶ鉢花は勢いを取り戻したものもあり、真っ赤な花々が市民に元気と勇気を与えている。
 来年の聖火リレーは3月27日の須賀川通過を予定し、サルビアの会も今年と同規模のサルビア鉢をリレー通過ルート中心に配置して機運を高める計画を進めている。牡丹園内で見頃を迎えたサルビアはフラワーセンターで種を採取し、温室を利用して来年3月に見頃が重なるよう大切に育てられる。
 安藤会長は「来年の聖火リレーは開催してもらいたい。4度目のサルビアの道成功へしっかりと準備を進めて行きたい」と話した。
 なお須賀川高校同窓会有志は東京五輪で円谷選手が銅メダルを獲得した日の今月21日に市内5カ所で記念花火の打ち上げを計画し、9日まで協賛を受け付けている。問い合わせは幹事長の久保木徹朗さん(℡090―3646―7966)まで。