9日「風流のはじめ館」オープン

9日オープンに向けて準備中のはじめ館

 須賀川市芭蕉記念館の機能を継承し、須賀川俳句文化の発信拠点となる「風流のはじめ館」は9日、オープンする。本町の旧須賀川郷学所跡地に建設され、午前11時からオープニングセレモニーを開く。旧岩瀬公民館で11月3日に開所する特撮アーカイブセンターとともに、須賀川を代表する俳句・特撮文化のさらなる発展が期待される。
 風流のはじめ館は江戸時代の奥の細道で俳聖松尾芭蕉が当地で詠んだ「風流のはじめやおくの田植え唄」にちなんで命名され、芭蕉が須賀川を訪れ滞在するきっかけとなった、当時の須賀川を代表する俳人・相楽等躬に語呂合わせで10月9日(とうきゅう)にオープンする。
 旧郷学所の庭でも咲いていたとされる大きなキンモクセイをシンボルツリーに、敷地面積約2180平方㍍、延べ床面積約730平方㍍の木造平屋建てが完成した。
 名称や施設概要などは市民や地元高校生らが参加したワークショップで何度も話し合い、「芭蕉・等躬の庵」、「郷学の間」、「四季彩の庭」の3つのスペースに分かれる。

須賀川俳句文化発信拠点となる 「風流のはじめ館」

 「芭蕉・等躬の庵」は、偉人顕彰・文化伝承、和室などのエリアとなり、芭蕉や須賀川を代表する俳人らの作品や関連資料を展示する。茶道などでも利用できる畳の和室もあり、市民の文化活動だけでなく高校生の部活動などでの利用も期待できる。
 「郷学の間」は多目的室や土間ラウンジなどのエリアで、俳句はもちろんだが様々な文化活動拠点としての活用もされそうだ。
 「四季彩の庭」はキンモクセイだけでなく、季節の移ろいを視覚・聴覚・嗅覚で感じる里山をイメージし、野点などの多彩な利用も出来る。
 県道に面した多目的スペース(庭園を兼ねる)には、施設のベースとなった相楽等躬の石像も設置され、開館に向けて急ピッチで工事が進められている。
 9日は午前11時から開館記念式典を催し、橋本克也市長らがあいさつする。須賀川茶道連合会による呈茶、古寺山自奉楽の披露は同45分から。午後1時半から、佐藤勝明和洋女子大教授を迎え、記念講演会「風流の初~須賀川の等躬・芭蕉と『奥の細道』を開く。
 また11日午前10時から郷学の間で「和紙であんどんを作ろう~灯りワークショップ」を行う。参加無料、小学生以下の親子20組を募集する。記念講演会・ワークショップの参加申し込みはこぷろ須賀川(℡94―6590)まで。