須賀川市立博物館テーマ展スタート

古文書をじっくりと見る来館者たち

 須賀川市立博物館のテーマ展「古文書からみた須賀川市域の江戸時代・村の暮らし」は3日から始まり、来館者らが地域の歴史に思いをはせている。会期は11月15日まで。
 同館と東北大東北アジア研究センター上廣歴史資料研究学研究部門の主催。
 同館は平成31年から同大の協力を得て、保管する近世古文書群の全ページを撮影し、目録を整理し直すことで、原本の保全と活用の両立・促進を目指す再整理を進めている。
 テーマ展では再整理で撮影した古文書の画像や原本の展示のほか、古文書調査の手順を紹介する。
 また会津領となったあと、白河藩領を経て複数の大名と旗本が支配した江戸時代の須賀川市一帯について、滑川村の庄屋桑名家の古文書、上松塚村の名主小針家の古文書のうち、役所から伝えられる触書や役所に届け出た飢餓、洪水被害から村を守るための嘆願書などをひも解き、当時の暮らしへ想像をいざなう。
 初日は歴史講座の初回も開かれ、愛好家たちが資料や解説を読みながら仲間同士で楽しげに意見を交わしていた。
 会期中の催しとして、ギャラリートークは11日午前11時から、東北大同研究部門助教の野本禎司さんを講師に招き展示資料を解説する。事前申し込みは不要で、観覧料のみで参加できる。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障がい者は無料。開館時間は午前9時から午後5時まで。会期中の休館日は毎週月曜日と11月4日。
 11月3日の「文化の日」と14日の「松明あかしの日」は観覧無料となる。
 問い合わせは博物館(℡75ー3239)まで。