学校のICT化見据えGIGAスクール研修会

GIGAスクール推進へ説明を受ける教職員たち

 須賀川市は次世代を見すえた教育のデジタル化へ移行するため、9月議会一般会計補正予算にGIGAスクール推進など関連事業に2億719万円の予算を計上した。今月から全小中学校にサポーターを派遣して、急速な学校のICT化を円滑に進められるよう取り組む。
 市は児童生徒1人につき1台タブレット端末を整備し、専門的知識や経験を有する人材を学校に派遣する「GIGAスクールサポーター配置支援事業」をスタートする。
 文科省の「GIGAスクール構想」は、子どもたち1人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境を実現するため、すべての小中学校に校内LANを整備し、児童生徒1人1台の端末を整備する事業。
 新型コロナウイルスなどによる臨時休校や分散登校で家庭学習を行う児童生徒の学習や生活を支えるためのICT化でもあり、教員が行うべき支援のあり方や授業の進め方などが今後の課題と考えられる。
 市は同構想の機種整備に合わせ、それらを学校で有効活用するためには学校への人的作業が必要であるとし、国の支援事業を活用して、導入されるICT機器の運用、授業での活用支援、使用マニュアル作成などにあたるICT人材を学校に派遣し、学校のICT化を円滑に進められるようにしている。
 同事業では児童生徒にタブレット端末を整備するほか、小中学校にプロジェクターを設置して、デジタル教科書も利活用する。
 また教職員が子どもと向き合う時間を確保するため、児童生徒名簿などを管理する公務支援システムも導入していく。
 各校に配置されるGIGAスクールサポーターは、各校の要望などを聞きながら現場に求められる授業支援、教員研修、電話相談などを行い、10月から2月にかけて計5回以上派遣され、ICT機器の操作方法や指導、授業における有効な活用方法などスキルアップを支える。
 市内小中学校初の「GIGAスクールサポーター配置支援事業」の校内研修会が30日、西袋中(遠藤彰校長)で行われた。
 講師に橋本屋ICT事業部インストラクターリーダーの伊藤夏美さんを迎え、学校のICT化に向けた専門知識などについて理解を深めた。
 遠藤校長は「タブレット端末を生徒が利用して子どもたち一人ひとりの能力や特性に応じた学びや子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学びなどでもICTの特長を生かした学習スタイルを支えるツールとして活用できるよ今後も研修を進めてまいります」と意欲を見せている。