聖火リレーの市内コースは3月27日予定

 新型コロナの影響で延期していた聖火リレーは来年3月25日に福島県のJヴィレッジでグランドスタートを実施し、121日間をかけて全国をつなぐ。組織委員会は28日に実施概要を発表し、原則として市区町村、走行ルートを維持、聖火ランナーも優先して走行できるとした。須賀川市コースは予定通りでいけば県内最終日の3月27日に通過する。
 聖火リレーは今年3月26日からスタートする予定だったが、新型コロナの影響で東京オリンピックとともに延期した。
 市内コースは栄町東交差点をスタートし松明通りを南下、tette、円谷幸吉メモリアルパーク(旧大町よってけ広場)を通り、市役所前のゴールまで14人が計2・6㌔を走る予定だった。
 56年前の東京五輪で円谷幸吉選手を応援するため母校・須賀川高の生徒らが飾った「サルビアの道」を再現するため、市民有志のレガシーサルビアの会が中心となってトーチキスポイントにサルビアを飾る準備を進めていた。
 今回の発表を受け、市内ランナーの増子理江子さん=須賀川市消防団女性班部長=は「28日に組織委員会からオファーのメールを受けました。もちろん来年のリレーにエントリーします。3月27日はちょうど64歳の誕生日になるので、うれしい気持ちでいっぱいです。コロナ禍ではありますが、これ以上日本で増えないことを願いつつ、自分自身の体調管理に努めて本番に臨みます」と喜んだ。
 レガシーサルビアの会の安藤喜勝会長は「延期が発表された時点で『来年同じようにサルビアの道を』を合言葉に活動を継続してきた。延期後は円谷選手を全国にPRする機会が得られたし、本番を契機にさらなる知名度向上を目指していきたい」と来年への意欲を燃やす。
 来年3月の聖火リレーは東日本大震災から10年となる節目の年に行うことから、復興の歩みを進める被災地をはじめ、全国各地を隅々まで巡り、日本全国に勇気と希望を与える。
 コンセプトに「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう」を掲げ、くじけぬ力や一つになって取り組む力の象徴となる東京2020大会の開催に向け、新型コロナを乗り越えた先にある人類の希望を全世界に示す。
 準備、実施内容の簡素化として、聖火リレー隊のスリム化、グランドスタート、一日の終わりのセレブレーションを簡素化する。
 また新型コロナ対策として、安全・安心なリレーの実施に向け対策案を検討している。