須賀川市で新型感染対応の防災訓練

対策本部設置の机上訓練

 新型感染症に対応した須賀川市防災訓練は27日、市職員や消防、警察、地区住民ら約100人が参加して市庁舎で行われた。新型コロナ感染拡大防止に主眼を置いた避難所の開設・運営に特化した訓練となった。
 市は災害時における迅速かつ的確な防災体制の確立と市民の防災意識の高揚を目的に防災訓練を毎年実施しており、今年は昨年10月の東日本台風(台風19号)を踏まえたもので、大型台風の再接近を想定した。
 想定に基づき災害対策本部立ち上げは市政経営会議室で机上訓練を行い、河川水位の経緯や洪水・土砂災害警戒をエリアメールや防災行政無線、広報車両、ウルトラFMなどリアルタイムで情報発信し、市民に対する広報体制を確認した。
 避難所開設運営訓練は1階みんなのスクエアで行われ、避難者対応として体温測定や手指の消毒などを行い、感染症対策で「3密」(密閉・密集・密接)を避ける社会的距離を保つ目安となる1人1枚のレジャーシートや毛布が配布された。
 避難者受け入れが長期になるときには、飛沫感染防止とプライバシー保護のためにダンボールパーテーションを活用し、ダンボールベッドなども設置して参加者に利用方法などを説明した。

多くの参加者を前にかまどベンチの使い方などを説明

 また実際に感染が疑われる発熱者が来場した場合の対応も行った。防護服に身を包んだ職員が対応にあたり、発熱者用テントに案内して保健所と消防署に連絡し救急搬送を依頼、実際に発熱者役の職員を感染症対応した救急車で搬送するまでを訓練した。
 救急車内は飛沫感染を防ぐためのビニールで覆われ、専用の覆いを感染者にかぶせて搬送する様子が披露された。
 防災広場では災害時に利用する「マンホールトイレ」や「かまどベンチ」の利用方法を参加者に説明した。
 訓練終了後は市庁舎東側の光の広場で消防ポンプ自動車貸与式を行い、市から第5分団保土原班に貸与証を交付した。