須賀川知る古会「神楽殿寺子屋」
須賀川知る古会(影山章子会長)の第2回神楽殿寺子屋は27日、近隣の歴史愛好家ら約30人が参加してtetteで開かれた。
知る古会は震災で被災した旭ケ岡公園内朝日稲荷神社の神楽殿を神炊館神社協力のもとで平成25年に再建し、市民の憩いと学びの場として定期的に寺子屋活動を実施している。
今年は新型コロナ感染拡大防止のため、会場を神楽殿からtetteに移して「3密」を避ける形で講演会などを企画した。
第2回講座は郷土史家の永山祐三さんを講師に迎え、「亜欧堂田善と須賀川派の画家」をテーマに講話を聴いた。
亜欧堂田善は須賀川出身で江戸時代を代表する銅版画家。老中で白河城主の松平定信に見出され、日本初の銅版画による大画面の「新訂万国全図」を制作した。
講話は亜欧堂田善の功績をはじめ、田善を取り巻く画家らを「須賀川派の画家」として紹介し、参加者らは熱心にメモを取るなど聴き入っていた。
なお第3回講座は10月18日に鈴木俊行県樹木医会事務局長が「樹木医の役割―三春滝桜の保存」をテーマに講話する。
問い合わせは知る古会事務局(℡75―3005)まで。