翠ケ丘公園の温浴施設など整備で協定

翠ケ丘公園 IMG_4097 令和4年4月からの供用開始に向けて取り組む須賀川市とあおい(菊地大介社長)の翠ケ丘公園温浴施設等整備事業公募設置等に係る基本協定書締結式は23日、市役所で行われた。協定を取り交わした橋本克也市長と菊地社長は事業成功に向けて協力を確認した。
 市は平成29年の都市公園法改正により、新たに設けられた公募設置管理制度(PARK―PFI)を活用し、民間事業者のノウハウを活かした翠ケ丘公園の一体的な整備を検討してきた。
 これまでカフェ・飲食ブースの出店、キャンプイベントなどの社会実験を通して、交流増につながる取り組みを模索している。
 市は今年度、公募に係る指針を公表し、事業案を8月の選定委員会で審査した結果、あおいの提案した「Fun the Green~Fun(楽しさ)でつながりFan(愛好者)になる」を選んだ。県内で初めて公募設置管理制度による公園整備に着手する。
 対象となるのは芦田塚地内のファミリー・キッズエリア(憩いの広場・わんぱく広場など約3㌶)で、市が求めるコンセプトは①温浴機能を維持する「温浴施設の整備」②サービスを充実する「飲食等の便益施設の整備」③利便性を向上する「多目的トイレの設置」④にぎわいを創出する「園路・広場等の整備」の4項目。
 翠ケ丘公園は都市部の緑として「緑の基本計画」に位置付けられ、四季を通して豊かな自然を楽しめることから、あおいは「みどりに溶け込む色」「みどりと協調する形」「ユニバーサルデザイン」を基本に、まちのオアシスとなる温浴施設やペットも一緒に楽しめる音にこだわるカフェ、高齢者も子どもも安心して利用できるトイレなどを提案した。
 事業整備計画は年内に整備・公表し、来年4月から着工、令和4年4月の利用開始を目標とする。
 多くの市民に親しまれてきた入浴施設「老人憩の家」は、昭和44年建設で施設の老朽化などが課題となっていたことから、同施設に代わる新たな温浴施設を建設する。老人憩の家は今年度中の利用継続が出来る予定で、来年度以降は白紙の状態である。
 基本協定書締結を受けて橋本市長は「翠ケ丘公園は長年多くの市民に親しまれてきた。老人憩の家に代わる温浴施設建設など公園の受益性を高めてさらに質の高い環境を整備し、人々の交流を促進できれば」とあいさつした。
 菊地社長は「(公募設置管理制度による公園整備が)県内初の取り組みでモデルケースになるため、市民の皆さんの声を聞きながら努めてまいります。新しい生活の在り方の中でも楽しめる環境づくりにも寄与していきたい」と述べた。