10月からロタウイルス定期予防接種

予防接種事業の説明を受ける医療従事者たち

 岩瀬管内予防接種事業に係る医療機関向け説明会は17日、須賀川市役所大会議室で開かれ、10月から開始するロタウイルスの定期接種や不活化ワクチンの接種間隔変更、高齢者インフルエンザ予防接種などについて情報を共有し、安全・安心な地域医療の提供体制を確認した。
 須賀川・岩瀬管内の31医療機関が出席し、今後の予防接種事業について各自治体の担当者が説明した。
 乳幼児に多く起こり重症化のリスクもあるロタウイルス胃腸炎を防ぐワクチンは10月1日から定期予防接種化し、今年8月1日以降に産まれた子どもは指定医療機関で無料で受けられる。
 厚生労働省によるとロタウイルスは感染力が強く、普通5歳までにほぼすべての子どもが感染するといわれている。大人も感染するがほとんど症状はない。しかし乳幼児が感染すると激しい症状が出る事が多く、水のような下痢、吐き気、おう吐、発熱、腹痛などが現れ、場合によっては入院も必要になる。5歳までの救急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%はロタウイルスが原因とされている。
 ワクチンは2種類あり、生後6週から24週が対象のロタリックス、生後6週から32週が対象のロタテックを使用する。効果に違いはないが摂取回数がロタリックスは2回、ロタテックは3回と異なる。
 今年度の高齢者インフルエンザの予防接種は10月5日からスタートし12月30日まで指定医療機関で受けられる。須賀川市、鏡石町では65歳以上を対象に、自己負担1000円となる。天栄村は新型コロナウイルス対策として補助を拡充し60歳以上と妊婦及び0歳児の子を持つ両親は無料で受けられる。
 なお厚生労働省はインフルエンザワクチン接種について、より必要とする人に確実に届くよう10月26日までは高齢者以外の接種を待つよう協力を呼びかける。
 一方で新型コロナを含めた流行による医療機関の混乱を回避するため、特に医療従事者、65歳未満の基礎疾患を持つ人、妊婦、乳幼児から小学校低学年(2年生)までの子どもの接種を推奨している。
 ワクチンは接種から5カ月程度効果が持続するため、12月中旬までの接種が望ましい。
 説明会ではそのほか、不活化ワクチンがこれまで6日間接種間隔を開けていたが、待つ必要がなくなったこと、定期予防接種における間違いの防止についてなどを説明した。