釈迦堂川中宿区の河道整備完了

工事が完了した釈迦堂川河川敷

 国土交通省福島河川国道事務所の釈迦堂川中宿地区河道整正は11日に工事を完了し、未来大橋から中宿橋方面の河道延長160㍍の土砂約6000立方㍍を掘削したことで、大雨災害への備えを強化した。
 阿武隈川緊急治水対策プロジェクトの一環で、猪苗代町の渡部産業が施工した。工事により河道が確保されることで、大雨により河川が増水した場合も流れがスムーズとなり、氾濫せずに阿武隈川まで合流することが期待される。掘削した土砂は堤防の下に積み上げた。
 工事は7月上旬から約2カ月行われ、期間中は市民スポーツ広場から堤防への斜面が通行止めになった。
 同プロジェクトでは「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」や「県豪雨対策緊急河川整備事業」などで県内の阿武隈川上流の長距離にわたる河道掘削(高水敷掘削や中洲撤去など)、樹木伐採などを進めていく。
 釈迦堂川の河道整備は現在のところ中宿区のみの予定だが、地元からの要望があれば、今後他地区も検討していくとしている。
 昨年10月の台風19号豪雨災害で釈迦堂川は氾濫し、特に館取町や卸町、中宿周辺、阿武隈川との合流地点などで大きな被害が出た。
 地域住民らは市と協力しながら、地域における安心・安全の回復に向け早期の改修工事などを求めている。