「牡丹焚火」講演会や句会は実施せず

 天寿を全うした牡丹を火にくべ大花への感謝を表す、須賀川の初冬を代表する風物詩「牡丹焚火(たきび)」は、11月21日午後4時半から牡丹園中央広場で行われる。今年は新型コロナ感染拡大防止のため講演会や句会は実施しない。
 牡丹焚火は大正時代に園主の柳沼翁が俳人仲間を迎えて始めたとされ、親交があった北原白秋や原石鼎らの作品にも詠まれている。当時を代表し今も多くの読者に支持される吉川英治作「宮本武蔵」の一幕にも登場する。
 天寿を全うした牡丹の古木や枯れ枝を火にくべる情景をひと目見ようと全国各地から多くの俳句愛好者らが足を運ぶ。環境省が選ぶ「かおり風景100選」にも選ばれ、その情景も多くのファンに愛されている。
 牡丹俳句大会は当日の投句または郵送での投句(〒962―0727須賀川市小作田字荒町台36―1江藤文子片牡丹焚火俳句大会宛て)を受け付ける。牡丹焚火またはその傍題を季語とし、1人2句まで。高得点者などに賞品を贈呈する。
 投句締め切りは11月25日当日消印有効。選者は俳人の恩田侑布子さん、桔梗吟社の森川光郎代表、高久田みのるさん、江藤文子さん、金子秀子さん、永瀬十悟さんが務める。
 牡丹焚火当日は参加者全員の名簿への記載、マスク着用、検温や手の消毒への協力、実施前2週間以内に発熱や風邪などの症状がある、または2週間以内に体調がすぐれない、感染拡大している地域への往来歴がある場合の参加を控えるよう呼びかけている。
 問い合わせは事務局の市文化振興課(℡88―9172)へ。