コロナ対応の心肺蘇生法を動画配信

正しく安全な手順を解説する動画

 須賀川地方広域消防組合は新型コロナウイルスに対応した心肺蘇生法の手順・注意点を講習する動画を配信し、コロナ禍でも市民が正しく行動し、1人でも多くの命を救えるよう協力を呼びかけている。
 日本臨床救急医学会の「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う心肺停止傷病者への対応について(消防機関による対応ガイドライン)」を反映し、管内9署所がそれぞれ作成した。
 同組合は新型コロナのリスクを恐れ行動をためらったり、勇気ある行動が感染につながったりすることを防ぐため啓発を企画したが、通常行う心肺蘇生法の教室が実施できないため、動画を通じて知識を広める。
 このうち須賀川消防署の動画では新型コロナ対応の実践法として、①傷病者にマスクを付け、少し離れた位置で胸の上が上下する様子を見て呼吸を確認する②通信指令員の指示に従い、屋内では換気しながら胸骨圧迫やAEDの使用を行う③成人に対しては胸骨圧迫だけ続け、子どもに対しては感染防護具を使用し胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせる(感染防護具がなければ胸骨圧迫のみ)―などを紹介している。
 他署では運動中に起きた心肺停止事案に対し、①ウイルスを含む微粒子が浮遊するエアロゾル飛散防止のため傷病者の口元をハンカチ、タオルなどで覆う②胸骨圧迫時、直接傷病者の皮膚等に触れないよう、手袋や代用品としてビニール袋などを使う③救急隊に引き継いだ後は速やかに石鹸、流水で手や顔を十分に洗浄する―など指導する。
 詳細はユーチューブの同組合公式チャンネルか、同組合ホームページに掲載している。