須賀川高は練習試合2勝16敗からの4強に

新規1

 全国高校野球選手権福島大会の代替大会となる福島2020夏季高校野球大会準決勝に進出した須賀川高は5日、光南とヨーク開成山球場で対戦し0―7で敗れた。
 先発の千代真光投手は2回まで危なげない投球で0点を守ったが、四球をきっかけに光南打線に火がつき3回に4点を奪われた。4回から登板した有我朝陽投手は好投をみせるも6回に1点、9回に2点を失った。
 打線も相手投手の変化球などを捉えきることができず、くすぶったまま試合は終了した。
 応援に駆けつけた保護者らは「ベスト4まで勝ち上がれるとは思わなかった。コロナ禍で普段の練習ができなくても、子どもたちは声を掛け合い頑張っていた。最後まで楽しく笑って力を出し切ってほしい」と選手の活躍を祈り続け、温かい拍手で励ましていた。
 ベンチからは控え選手が「笑顔でいけ!」「ピッチャー頑張れ!」など声援を絶やさず、一致団結した須高野球が体現されていた。
 試合を終え箭内寿之監督は「選手たちは3年間の練習の成果を発揮し、力の差を感じさせない元気な姿勢をみせてくれた。彼らに『お前たちはすごい』と言ってやりたい」と奮闘をたたえた。
 大越琢朗キャプテンは「6月からの練習試合は2勝16敗と散々でした。でも昨年の秋季大会でベスト8まで勝ち上がったときも同様だったので『自分たちは本番に強い。下剋上しよう』と励まし合い、実力以上の力でここまで勝ち上がることができました。光南戦も、これまで何万回も振ってきた自分のバッティングを信じ、最後まで気持ちで負けないよう頑張りました」とさわやかに話す。「ここまで頑張ってこれたのは、伸び伸び練習できる環境をつくってくれた保護者のおかげであり、感謝しています。後輩たちには『絶対優勝しろ、お前たちならできる』と声をかけました。きっと来年に向け頑張ってくれます」。
 同校のグラウンドにはマネージャーが書いた「一戦必笑―1日でも長く笑っていられるように一戦一戦大切に」の言葉が飾られているが、選手たちは最後まで高校球児らしい明るく前向きなプレーを続け、須賀川高の名を県大会に刻んだ。