須賀川市立博物館企画展スタート

阿武隈考古館の雰囲気も再現された企画展

 須賀川市立博物館の企画展「帰ってきた阿武隈考古館」は23日から始まり、開館のきっかけをつくった首藤保之助さん(明治20年~昭和43年)の資料約3000点に、足を運んだ市民らが圧倒されている。
 同館は昭和45年8月1日に県内最初の公立博物館として開館し、今年で50周年を迎える。
 開館のきっかけは考古資料収集家だった首藤さんが私設博物館「阿武隈考古館」に集めた約5万点の資料のほとんど母校があり親交のあった市に寄贈したためだった。
 企画展では北海道白滝遺跡から出土した黒曜石の石器や、江戸時代のおもちゃである泥面、姫路城の軒瓦など、全国から集めた貴重な資料が並び、さながら各地の遺跡を巡る旅行気分も味わえる。
 また市内日照田の団子山古墳の円筒埴輪片を契機に、平成28年から始まった同遺跡の発掘調査で出土した朝顔形埴輪、円筒埴輪も展示し、首藤さんの功績が現在の考古学につながるものだったことを解説する。
 資料は時代や出土場所など多岐にわたり、訪れた人の歴史への好奇心と想像力をかき立てている。また阿武隈考古館の棚なども展示され、当時の雰囲気も味わえる。
 同時企画として、100年後の人に見せたい現在の身近な暮らしの様子などを写真に収め、オリジナルグッズと交換する「博物館とプレゼント交換しよう」、これまでの企画展のポスター67枚も展示している。
 企画展は9月6日まで、開館時間は午前9時から午後5時まで。休館日は8月10日以外の毎週月曜日と8月11日。
 8月1日の開館記念日と21日の県民の日は観覧無料となる。
 問い合わせは同館(℡75―3239)まで。