続報・鏡石町職員賭博行為懲戒処分で町長・副町長給与減額

謝罪する遠藤町長、小貫副町長、小貫総務課長

 鏡石町は21日、今年度人事異動を予想する賭博行為に関わった職員11人と不適切な事務処理を行った職員1人の懲戒処分について、遠藤栄作町長が記者会見で説明した。
 賭博に係わった職員は課長、副課長相当職、主任主査、主事など20歳から55歳までの男性8人、女性3人。
 町役場の情報共有のためのパソコングループウェアを使い、3月4日に14人に今年度人事異動で課長職の異動先を予想して、用紙に現金1口500円を添えて投票する「人事ロト」と称するメールを送信し参加を募った。13日までに10人が賭博と疑われる行為を行った。
 内部告発が3月16日に匿名で小貫忠男副町長と小貫秀明総務課長に届き事実が明らかになった。同日午後に関係職員12人、17日に1人、23日に1人と個人面談を行い、事実確認、行為が明らかになった。19日に予定していた人事異動内示が23日に変更されるなど業務に大きな損失を与えた。
 町は県町村会や町顧問弁護士への相談、関係職員の聞き取り調査などを経て、6月12日、須賀川署に届け出をし、今月13、16日の職員懲戒審査委員会で処分を決め、20日付で懲戒処分を下した。
 賭博発起人とされる副課長相当職は減給10分の1(2カ月)、副課長、副課長相当職3人は減給10分の1(1カ月)、主任主査、主事6人は戒告処分とした。
 また賭博行為を知っていた課長は、直ちに報告することを怠っていたほか、事態の把握の際に他職員のIDパスワードを不正に入手・利用し、個人情報を盗み見ていたとして、

減給10分の1(2カ月)とした。
 町はこのほか不適切事務処理として職員を減給10分の1(1カ月)の処分とした。昨年10月頃から業務に遅れが見られ、改善の指示があったものの、3月になっても処理を行わず、狂犬病予防注射普及支援事業助成金の申請を怠り、町に振り込まれる予定の7万円の損失を生じさせた。
 遠藤町長は「職員の不祥事により、町民の皆様には多大なご迷惑をおかけしたことに対し深くお詫び申し上げます。再発防止に向けて職員一同徹底してまいります」と述べ、遠藤町長と小貫副町長は8月給与10%相当を減額する。額は町長が7万3890円、副町長が5万9130円。
 町は再発防止策として、二度とこのようなことがないよう職員の資質向上を目指し、職場管理者による職務の進捗状況の点検や事務管理の見直し、コンプライアンス向上のため職員研修の実施を行っていくとした。

 なお今後の捜査結果次第では降格も含めた懲戒人事発令も考えていると取材に答えた。