回遊性向上、まちなか歩行者量増顕著に

tette開館で回遊性が向上した中心市街地

 須賀川市中心市街地活性化協議会は15日にtetteで意見交換会を開き、昨年度のまちなか歩行者通行量やtette利用者へのアンケート調査結果などの報告を受けた。
 中心市街地活性化基本計画に基づき、歩行者通行量調査は平成25年度から毎年実施しており、昨年度はtette開館後初の調査となった。
 昨年10月の平日と休日に須賀川信用金庫駅前支店前など中心市街地活性化基本計画区域内の15地点で約12時間実施し、歩行者量は平日3860人(前年度比110人増)、休日2967人(496人増)で、休日の歩行者増が顕著だった。平成25年度の調査結果と比較しても平日の歩行者量は1・5倍、休日は1・8倍でtette開館によるまちなかの回遊性向上が明らかになった。
 tette来館者へのアンケートは今年2月と3月に実施し、102人から回答があった。利用者の78%が市内在住者で、30代以下が約40%、学生が21%を占めた。来館目的は図書館利用が半数で、周辺店舗に関する質問に対し、44%が「興味があり利用している」と答えた。
 興味がある店として、tette周辺の飲食店や菓子店、パン屋、カフェ・喫茶店の名前が挙がり、約4割が来館したついでに周辺を歩く機会を設けていることが分かったが、興味がある店舗・不足していると思う店舗として「飲食店」の意見が最も多く、「パン屋」は世代に偏りなく興味を引いていた。
 周辺店に興味はあるが利用したことの無い理由は「周辺の店舗情報が分からない」「時間が無い」「行きたいと思う店が無い」の3点が多く見られ、利用者の半数が自家用車のため駐車場についての意見もあった。
 若手商業者へのヒアリング結果では、まちなかの課題として、「高齢化と閉鎖的 変わらない商売スタイル」、「ウルトラマンで親子がまちなかを歩いているがお店に入ってこない」、「tetteから歩いてくる店が少ない」、「中心市街地の家賃が高い」、「tette以外に若いお客さまが来店いただけるようなお店が少ない」、「ママ世代にとって魅力的なお店が少ない」などの声が寄せられた。
 また、まちなかに不足している要素として、「ウルトラマンを前面に押し出したお店」や「ウルトラマンを最大限活用すべき」などの意見もあった。
 意見交換会ではほかに、新型コロナ感染拡大防止に関する市独自の支援策(経済支援策)などについても市職員から説明があった。