市文化センター耐震工事は進捗率37・8%

来年6月まで工事が続く文化センター

 須賀川市民の文化の拠点として親しまれている市文化センターの耐震補強工事は着工から1年が経過し、10日現在で進捗率37・8%まで進んでいる。工事は来年6月までの予定で、その後1、2カ月程度の準備期間を経て利用再開する見込みとなっている。再開後は1人あたりの座席の幅が広くなり1070席(現1196席)となる予定だが「新しい生活様式」への対応も必要に応じて求められる。
 同館は昭和56年5月の落成以来、音楽や演劇、映画、歌舞伎、ヒーローショーなど様々な公演に使用され、芸術に親しむ市民に感動を与えてきた。また市内各団体、小中高校などの発表の場として、市の文化振興に欠かせない施設となっている。
 開館以来初の大規模工事となる耐震補強工事は耐震診断の結果を基に耐震補強基本調査、基本設計、実施設計が行われ、昨年7月から熊谷組・横山建設特定建設工事共同企業体が進めている。
 当初の予定では工事は来年3月までだったが、追加工事のため6月まで3カ月間工期を延長した。
 完了後は耐震補強や座席の幅が広くなるほか、トイレはウオシュレット付きの洋式トイレとなり、公演の際などに混雑が予想される女性用は数を増やし化粧用スペースも確保する。また子ども用も内部に設置する多目的トイレが2カ所となり、手洗いはセンサーによるオート式とし快適・衛生に利用できるようになる。
 利用申請は通常利用日の1年前から受け付けるが、再開後の予約受け付けは開始しておらず、利用団体には今後の状況を見ながら事前に開始時期を告知して申請受け付けを開始する予定。
 新型コロナ禍の状況を踏まえ、新しい生活様式に対応した対応も検討を進めている。再開後も感染が収束していないようであれば、市内の公共施設と同様の利用ガイドラインを設定する。座席は前後左右のスペースを確保するため、1070席の半数程度の利用数に制限する可能性もある。
 そのほかの対応についても検討を進め、利用者の安全・安心を確保しながら、文化に親しむ拠点としての機能維持を目指す。