【特報】4期目に向けて市長が語る

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 須賀川市の橋本克也市長(57)=越久=は12日に告示された須賀川市長選挙で3期連続無投票当選した。第8次総合計画でも掲げる「選ばれるまち須賀川」など7事項を訴え、切れ目ない市政運営を心がけていく。現任期は8月10日までで、11日から4期目のスタートを切る。今回は4期目に向けての思いや意気込みを聞いた。

―4期目に向けて
 今回の選挙戦は、新型コロナの影響もあるが、生まれ育った原点でもある越久地区からスタートを切りたいと、私の自宅に事務所を構えました。「協働のまちづくり」を掲げて12年。東日本大震災や東京電力原発事故を乗り越えようと市民とともに復興の歩みを進め、一定の成果を実感できています。目に見える形での復興を達成できました。
 市長立候補から一貫して「施政者は長く留まるべきではない」の信念は今も変わりません。3期12年間で一定の成果を実感しています。
 しかし、昨年10月の台風19号水害は、須賀川史上最大の被害を広範囲に及ぼし、現在直面している新型コロナウイルス感染症対策も、改めて私に「さらなる使命感」を呼び覚ましました。「何としてもこの危機を乗り越えるために力を尽くそう」。これまで培った経験と知識を全て活用して万全を期していきたい。そのことこそが私が4期目立候補を決意した理由でしょう。現職市長として現在直面する感染症対策や地域経済への対応、水害への対策にあたり市政を停滞させないことが最も大きな課題なのかもしれません。

―4期目に掲げる7つの重大事項とは
 今回の市長選にあたり、3期目からの「市政の継続」を重視しています。「昨年の台風19号により被災した市民・事業者の生活再建と事業継続のための支援」では、河川管理者である国・県との連携によるハード・ソフト両面の防災・減災対策の拡充を図っていきます。「新型コロナウイルス感染症拡大防止と地域医療体制の維持」は、感染予防のための新しい生活様式の定着と社会経済活動の両立による事業の維持継続への支援を。「完了に向け継続中の除染土壌搬出事業の推進」は、計画通り進め今年度中に17行政区から除染土壌を搬出し全体の75%が完了する。予定通り来年度中の全搬出終了を目指す。「今秋開館を迎える二つの文化拠点施設を活かす俳句文化と特撮文化の振興」は、風流のはじめ館と特撮アーカイブセンターを核とした俳句・特撮文化を発信し、市外からの注目を集めることで市民が誇りに思うシビックプライドの醸成を図っていく。「芸術文化の拠点である市文化センターのリニューアル事業の推進」。「JR須賀川駅駅舎の利便性向上とアクセス充実のための駅西地区整備の推進」は、東西自由連絡通路の設置、国道4号線と駅西地区をつなぐ幹線道路などを整備し、事業完了は着手から5年後を予定している。「牡丹台アメニティーゾーンへの民間活力導入と道の駅構想の推進」は、年間を通した牡丹台地区の観光拠点整備を図る。「『選ばれるまち須賀川市』の実現のため取り組んできた総合計画をはじめとする各種施策の着実な推進」は、住む人・働く人・育てる人・訪れる人・企業の“あらゆる人”に選ばれる須賀川を目指していきます。

―新型コロナ対策は
 市民の皆さんのご理解とご協力のおかげで、4月9日以降、市内における新たな感染者は発生していない。今後は「新しい生活様式」に即したスタイルを提案し、第2波・第3波への準備を整えていきたい。

―文化拠点整備事業について
 今秋オープンする「風流のはじめ館」は俳句文化、「特撮アーカイブセンター」は特撮文化の保存・継承を主目的としている。須賀川は松尾芭蕉が長期滞在した地であり、江戸時代から脈々と俳句文化が受け継がれている。桔槹吟社は全国的に見ても素晴らしい俳句結社の一つでもあり、「俳句のまち須賀川」を市内外に改めて情報発信する機会としたい。今も特撮の父とも呼ばれる故円谷英二監督の出身地だからこそやらねばならない特撮文化の継承に取り組みたい。須賀川が誇る俳句・特撮文化を広く発信することで、市外からの注目が改めて集まり、市民がそれを誇りに感じられるまちづくりを目指す。新たな施設とtetteを連動させたまちなかの回遊性向上も図っていく。

―改めて「選ばれるまち」を掲げるが
 この4年間(3期目)のさまざまな取り組みの中で、私自身も須賀川市が少しずつ多くの人に選ばれ始めていると実感している。多くの市民の皆さんにもそれらを感じてもらえているとも思う。目標を全て達成できたと言う感覚は無く、引き続き取り組む中で、直面する困難(台風19号、新型コロナなど)を打開する手段となると考えている。

―3選連続無投票となったが
 県会議員に平成7年に初当選してからこれまで8回の選挙を戦ってきたが、実戦は2回だけであり、私が無投票にさせているのではなく、結果として無投票になったと考えているので、4年間の取り組みを通じて有権者の皆さんに評価いただいたのだと思う。これまでの市長選は震災対策に引き続き当たれとの支持で、今回はこれまで打ち出した政策や考え方をご理解いただいたうえでご賛同いただいた結果の無投票だと考えています。

―少子高齢化など諸課題への考えは
 現在進行形の危機の一つ。市としても生み育てる人に選ばれるまちになるため、国の取り組みに先駆けて5歳児の保育無料など、育てやすい環境づくりに努めてきた。企業団構成市町村の一つとして、公立岩瀬病院に産科婦人科を開設したのもその取り組みの一つ。

―趣味や休日の過ごし方は
 ステイホームの状況が続いたので、映画観賞を楽しんだ。最近は自宅周辺の草刈りに汗を流しストレス発散につなげている。数年前から音色に癒されているウクレレ演奏も趣味の一つ。