須賀川市長選12日告示、無投票濃厚

 任期満了に伴う須賀川市長選は12日告示、19日投開票で行われる。市選管への取材では9日現在で現職の橋本克也氏(57)=3期・越久=陣営のほかに、届け出書類事前審査を受けた立候補予定者は無く、橋本氏の3期連続無投票当選は間違いないものと見られる。
 選挙戦に臨む橋本氏陣営は越久の自宅に選挙対策事務所を構え、原点回帰ではないが自身が生まれ育った地元に拠点を置き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、これまでのような支援者を集める形での選挙活動を自粛し、法令で定められた運動に対する公営負担(ポスターやビラ作成、選挙カー運行など)145万円余を使わずに、市内370カ所の掲示板用ポスターのみ自費製作(約38万円余)して、公費負担を受けない形で選挙に臨む。
 4期目にあたり訴える事項は大きく7項目。○昨年の台風19号により被災した市民・事業者の生活再建と事業継続のための支援 河川管理者である国・県との連携によるハード・ソフト両面の防災・減災対策の拡充○新型コロナウイルス感染拡大防止と地域医療体制の維持○完了に向け継続中の除染土壌搬出事業の推進○今秋開館する「風流のはじめ館」と「特撮アーカイブセンター」を活かす俳句文化と特撮文化の振興、芸術文化の拠点である市文化センターリニューアル事業推進○JR須賀川駅舎の利便性向上とアクセス充実のための駅西地区整備推進○牡丹台アメニティーゾーンへの民間活力導入と道の駅構想推進○「選ばれるまち須賀川市」の実現のため取り組んできた総合計画をはじめとする各種施策の着実な推進―を掲げる。
 告示日当日も越久集会所で午前9時から掲示板へのポスター貼りを手伝う地元支援者のみを集めて立候補に向けてあいさつし、従来の出陣式や第一声などは行わない。
 仮に選挙戦になった場合、13日以降も市長としての職務を果たし市政の停滞は避けたい考え。
 橋本氏は平成20年に新人同士の激戦を制して初当選し、「市民協働のまちづくり」を掲げて、前年の東日本大震災からの復旧・復興に取り組んだ。2期目の平成24年、3期目の平成28年は連続無投票当選を果たし、市役所新庁舎開設、tetteオープン、市内全域の住宅除染と土壌搬出などに取り組んできた。
 6月1日現在の市選管発表定時登録者数(有権者数)は、6万3831人(男3万1301人、女3万2530人)。