新型コロナ感染対策に対応する避難所設置

 

ダンボールパーティションで確保した避難スペース

 天栄村は台風シーズンに先駆け、新型コロナウイルス感染症防止対策に対応した避難所設置に向けた設営・運営訓練を9日に村体育館で実施し、「3密」をできるだけ避け、避難者の健康を維持するための新しい避難所のあり方を検討した。
 村職員約30人が参加し、災害時に想定される避難所の設営手順や備品配備、避難者の受け入れ手順や誘導方法などを確認した。
 避難者は体温測定など健康チェックを受けた後に避難所に入る。発熱などの症状が確認された場合は、一般避難者とは別のスペース(村体育館の場合は山村開発センター)に避難させる。
 避難所では密集・密接をできるだけ軽減するため、神田産業から新たに導入した飛沫防止のためのダンボールパーティションで各世帯ごとにスペース(縦約4㍍・横約2㍍)が区切られる。また要支援者等に配慮した段ボールベッドも設置する。

避難所入り口で検温する職員

 特に夏季は感染症対策と同時に熱中症対策も重要な課題となるが、村ではスポットクーラーや扇風機などで対応する考えだ。
 村体育館は最大で約250人が避難できる想定で、訓練では4人家族分のスペースを8つ設けた。
 参加した職員は、それぞれの担当ごとに手順の再確認や課題の洗い出しを行い、迅速かつ的確な避難所の確保、さらには避難環境の配慮を想定しながら訓練に臨んだ。
 なお村内の主な避難場所は村体育館のほか、大里小、広戸小、湯本体育館、湯本支所、湯本中、湯本地区の高齢者コミュニティーセンター、山村開発センターの8カ所で、そのほか状況に応じ各地区の集会所などに開設する。
 村では今後の大規模災害を想定し、どの避難所でも同様の対応ができるよう備品の整備なども進めていく。