
五感で楽しむ生菓子作り
休日は海釣りや小旅行
祖父の代から続く和菓子店を継ぐという強い思いを胸に、 19歳から和菓子職人として関東方面で修業を積んだ。 3代目として14年前に家業を引き継ぎ、 約90年の生菓子作りの伝統を守り続けている。
春夏秋冬に合わせて販売する 「季節の生菓子」 は、 幅広い年齢層から人気がある。 お客様の 「美味しかった、 とてもきれい」 の声が一番の励みで、 味や食感のほか、 五感全てで楽しんでもらえるよう日々研さんを欠かさない。
「本物そっくりに作るより見た人が感動する生菓子、 工芸菓子を意識しながら作っています」 と話す。
下積み時代はあんの大きさや重さ、 形を手で瞬時に正確に判断できるようになるまで反復練習を繰り返した。
培った高い技術力から生まれる工芸菓子は、 平成17年に日本菓業振興会主催のコンテストで優秀技能賞に選ばれた。 店舗にも自家製あんともちの生地で作った 「寒椿」 を飾り、 来店者はお菓子で作られていることを知ると驚くという。
休日はいわきや隣県での海釣りやドライブ、 小旅行を楽しむ。