遊水地整備で8月に成田地区説明会

 鏡石町は8日、遠藤栄作町長を委員長に町阿武隈川上流緊急治水対策プロジェクトチームを設置し、第1回会合を町役場で開き、国直轄の遊水地計画の概要や治水対策に係る取り組みについて協議した。
 阿武隈川上流部の遊水地群整備は河川整備計画に位置づけられており、国の阿武隈川上流直轄河川大規模災害関連事業。新たな遊水地候補として鏡石町、玉川村、矢吹町の3カ所が選ばれ、3町村で最大900万立方㍍の遊水地が整備される計画。
 このうち鏡石町の遊水地の範囲は今後行われる測量によって決定し、8月に測量開始に伴う住民説明会を成田地区で開く。
 遠藤町長は「町民の命と財産を守るには高台移転が有効で、国の遊水地計画と併せて計画していきたい。そのため成田地区水害避難特別対策チームと本チームを立ち上げた。有効な事業展開のため皆さんの意見を伺いたい」とあいさつした。
 昨年の台風19号を含めた過去の水害で、成田地区はじん大な被害を何度も受けており、町は遊水地計画に併せた住民の集団高台移転を検討している。1月に実施したアンケート調査では、「被災住宅を修繕して住む」が63%と最も高いが、高台移転に関しては53%が希望し、半数を超えている。