消防指令センターが全面更新で高機能化

13年ぶりに全面更新された消防指令センター

 須賀川地方広域消防本部(水野弘美消防長)の消防指令センターは13年ぶりに全面更新され、119番が既存のメタル回線から光回線IP網に東北初対応するなど高機能な最新のシステムを備え、災害時に情報を迅速に処理し、消防救急活動を総合的にバックアップする体制を整えた。6日に同本部で開かれた消防組合議会臨時会で管理者の橋本克也市長が報告した。
 同センターは平成19年4月に整備され、昨年7月から今年3月まで富士通ゼネラル東北情報通信ネットワーク営業部が全面更新作業を進め、今年4月から正式運用が開始された。
 消防本部として東北初対応となる光回線IP網により、これまで制限のあった回線数が人員の許す限り増やすことが可能となった。
 また3者間通話も可能となり、特に東京五輪などで外国人観光客などが増えた場合、外国人通報者、通訳、消防職員の3者で同時にやり取りでき、必要な措置が迅速に行えるようになった。
 そのほか高機能消防指令システムの特徴として、119番発信地表示装置や自動出動指定装置により通報受け付けから現場到着までの時間短縮が可能となった。FAXによる119番受信や災害情報テレホンガイドなど市民サービスも向上。災害時要支援介護者情報の活用や防火対策物等情報のデータベース化により現場活動支援も強化した。
 なお開所式は新型コロナウイルスの感染を防ぐため中止された。
 臨時会では議案4件、報告1件を原案通り可決した。
 1月から6月末までの災害発生状況は火災24件(前年同期比27件減)、種別は建物火災7件、林野火災2件、その他火災12件、損害額は2120万5000円(同6666万6000円減)。この減少の主な原因は、ここ数年で昨年のみ発生件数が突出しており、建物火災の減少(同12件減)、特に住宅の全焼火災が減ったため。
 火災による死者1人(同1人減)、負傷者2人(同7人減)。
 救急出動は2300件(同183件減)、1日平均13件だった。
 議事は同組合監査委員に兼子長一浅川町議を選任、高規格救急自動車・化学消防ポンプ自動車の購入契約締結、専決処分などを協議した。