中体連中止で3年生活躍の場を協会が提供

白熱のラリーを繰り広げる選手たち

 新型コロナウイルスの影響で中体連が中止となった中学3年生のため、部活動の成果を発揮する大会を各競技団体が企画する中、4、5の両日は卓球協会県南支部、須賀川バレーボール協会の2団体がそれぞれ大会を実施し、生徒らが白熱の戦いを展開した。
 中学3年生は例年であれば中体連を3年間の集大成を発揮する場として、全国大会や県大会出場などそれぞれの目標に向け力を発揮し、その結果によって引退を迎える区切りの大会に位置づけている。
 今年は新型コロナウイルスの影響で大会は中止となり、中体連としての代替大会も実施を断念した。
 各競技団体などは3年生に最後の活躍の場を提供したいと6月から準備を進めていた。

ネット際の攻防を展開する選手たち

 卓球協会県南支部は毎月行う県南中学校選抜強化リーグが中止となっていたことなどから、卓球専門誌を発行する卓球王国が後援する「卓球王国須賀川カップ」を4日に予定していたが、中体連等の中止を受け、同大会が3年生の最後の大会となった。
 男子12チーム46人、女子8チーム36人、計20チーム82人が出場し、中央体育館で団体戦の予選リーグと順位決定トーナメントで戦った。
 感染症対策として応援は拍手のみ、試合中選手以外はマスク着用、ゲームごとに手指消毒など予防を徹底した。
 男子団体を制した須賀川二中Aの岡部佑音君は「これまでクラブチームでの練習を含めた成果が発揮でき、最後にいい終わり方ができてよかったです。中体連がなくなったことは悲しかったですが、大会を準備してくださった協会に感謝しています」、女子団体を優勝した須賀川二中Aの橋本野乃佳さんは「団体戦で勝てたことがうれしかったです。明るく励まし合う私たちのチームの良さを出せました。この仲間たちに出会えたことが部活動をしてきて一番よかったことです」と喜びを語った。
 須賀川バレーボール協会の岩瀬地区中学生バレーボール交流大会兼第2回圓通杯は4、5の両日、須賀川一中と鏡石中で、8チームが総当たり戦を繰り広げた。
 いずれのチームも最後の最後まで諦めない粘り強いプレーをみせ、これまで培ってきたチームワークを余すところなく発揮していた。
 会場に保護者は入れなかったが、体育館の外から祈るような眼差しを送っていた。
 優勝した須賀川二中の矢橋茉奈さんは「最後まで一生懸命プレーできました。後輩たちには協力しながら楽しくプレーし、最後までボールを落とさないチームになってほしいです。高校でもバレーボールを頑張りたいです」と笑顔をみせた。
 成績は次の通り。
◇卓球王国須賀川カップ▽男子①須賀川二A②須賀川三A③西袋、稲田A▽女子①須賀川二A②岩瀬③須賀川三、鏡石A
◇圓通杯①須賀川二②西袋③鏡石、仁井田