乙字ケ滝に「滝の駅」整備へ

加邉部長から登録証を受ける石森村長

 玉川村の乙字ケ滝かわまちづくり登録証伝達式は29日、乙字ケ滝公園で行われ、サイクリング休憩所や複合型水辺施設、カヌー体験などハードとソフトの一体的な整備による交流拠点「滝の駅」に向け第一歩を踏み出した。
 国土交通省は河口から水源地まで様々な姿を見せる河川とそれにつながるまちを活性化するため、地域の景観、歴史、文化、観光基盤などの「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、市町村、民間事業者、地元住民と河川管理者の連携で河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成を目指す「かわまちづくり」支援制度を進めている。
 同村が申請した「かわまちづくり」計画が登録され、国土交通省は河川管理用通路、坂路、親水護岸の整備や都市・地域再生等利用区域の指定などを行う。
 村や民間事業者は乙字ケ滝公園周辺に乙字ケ滝広場(仮称)基盤施設やサイクリング休憩所などを整備し、国道118号沿いにある元そば飲食店の建物を複合型水辺施設(仮称)に改修するほか、見晴台、散策エリア、駐車場、案内看板などの整備やにぎわい創出に係るイベント、カヌー体験、情報発信などに取り組む。
 また村内や近隣市町村とのネットワークを活かすため、乙字ケ滝の玉川村側と須賀川市側の舟渡しや牡丹園などの観光地活用、村内の旧四辻分校を宿泊機能を持った交流拠点に整備し、乙字ケ滝との連携で観光客が立ち寄る機械や滞在時間の延長を図る。
 登録証伝達式は石森春男村長、加邉良徳東北地方整備局河川部長、益子公司県中建設事務所長、乙字ケ滝かわまちづくり計画策定委員会の溝井賢一郎委員長らが出席した。
 石森村長は「村内の道の駅や健康の駅に続く『滝の駅』として整備し、交通の利便性や乙字ケ滝のポテンシャルを活用するにぎわいの創出を目指したい」、加邉部長は「芭蕉らが愛でた迫力と風情のある滝を地域に活かせるよう取り組みたい」とあいさつした。
 各整備事業は来年度に設計し、令和4年度から着工する予定である。